2026年国公立大入試の志願動向に影響しそうな変更点を速報する。
京都大や大阪大、名古屋大など難関大で学校推薦型・総合型の「女子枠」新設・拡大が続き、理工系学部で学科の統合が目立つ。
《全体解説》
学校推薦型・総合型が拡大、後期が縮小
理工系学部で学科の統合が目立つ
京都大や大阪大など理工系で
「女子枠」の新設が相次ぐ
2026年（以下、26年。他年度も同じ）の国公立大入試の特徴と、志願動向に影響しそうな変更点を見ていこう。26年入試では、一般選抜の日程変更は25年とほぼ同程度だが、新増設・改組、募集人員の変更、学校推薦型・総合型選抜（以下、推薦型・総合型）の変更は増え、一般選抜の科目等の変更は減っている。
（1）新増設・改組
理工系を中心に学科の統合が目立つ。北見工業大‐工（2→1学科）、信州大‐工（5→1学科）、九州工業大‐工（6→1学科）・情報工（5→1学科）、熊本大‐文（4→1学科）、名古屋市立大‐芸術工（3→1学科）、兵庫県立大‐工（3→1学科）で学科を統合・改組する予定。
佐賀大‐コスメティックサイエンス学環、熊本大‐共創学環、旭川市立大‐地域創造、福井県立大‐地域政策が新設予定。また、山形大‐地域教育文化を「教育学部」に改組予定。佐賀大‐教育、熊本大‐教育では各教員養成課程を改組し、両大学が連携する「共同教員養成課程」を設置する予定。一方、岡山大‐法・経済で夜間主コースを募集停止する予定だ。
（2）学校推薦型・総合型選抜の変更
理工系で「女子枠」の設置が相次ぐ。京都大‐理・工、大阪大‐基礎工をはじめ、岩手大‐理工、埼玉大‐工、広島大‐理・工・情報科学、愛媛大‐工、高知工科大‐システム工学群の推薦型や総合型で女子枠を新設する。
また、名古屋大‐工の推薦型では女子枠の実施学科を「4→6」に増やし、新潟大‐工の推薦型で女子枠を募集人員増（5人→25人）、金沢大‐地球社会基盤学類の総合型でも女子枠特別入試の実施コースを「1→3」に拡大する。
この他、茨城大‐教育、群馬大‐共同教育、上越教育大、札幌医科大‐医、名古屋市立大‐芸術工などで総合型を新規実施する。
（3）一般選抜の日程・募集人員の変更
【入試日程】
旭川医科大‐医（医）、山形大‐教育・医（医）、茨城大‐地域未来共創学環、群馬大‐共同教育、広島大‐法［昼・夜］・生物生産、佐賀大‐医（医）、長崎大‐薬などで後期を募集停止。一方、筑波大‐日本語・日本文化学類で前期（学類・専門学群選抜）を新たに実施する。
【募集人員】
新潟大‐工で推薦型の女子枠拡大に伴い、前期の募集人員を削減。愛媛大‐工でも前期を削減、後期を増加。一方、兵庫県立大‐工は後期を削減、前期を増加。募集人員の比率を「後期重視→前期重視」に転換する。
（4）一般選抜の科目増減など
【共通テスト】
信州大‐教育の前・後期で、コースごとに異なっていた科目数を8科目に統一。一方、北見工業大の後期で7→5科目、愛媛大‐医（看護）の前期で8→6科目に軽減する。
【個別試験】
滋賀大‐教育の後期で「入学後の学修計画・志望動機書」を追加。一方、北見工業大の後期、茨城大‐農の前期で理科を除外。福島大‐農学群の前期で「学科2科目→ペーパーインタビュー」に軽減。九州大‐文の後期で志望理由書を除外。熊本大‐文の前期で小論文を除外。兵庫県立大‐工の前期で英語を除外、理科2→1科目に軽減する。
【実施方式】
佐賀大‐理工の前・後期で「学部一括募集→分野別募集」に変更する。
【2段階選抜】
奈良県立医科大‐医（医）の後期で、予告倍率を募集人員の「14倍→12倍」に引き締める。
（5）新課程科目導入2年目の変化
既卒者対応の経過措置が解除されるため、科目の扱いにも変化がある。共通テストの情報Ⅰは、北見工業大の前期など「選択→必須」とする大学もあり、北海道大では「配点化しない→配点化する」に変更。個別試験でも、数学Bの出題範囲に「統計的な推測」を追加するなど、新課程に対応した出題となる大学が見られる。
以下に1月末までに判明した「2026年国公立大入試の主な変更点」を掲載した。今後、各大学が6～7月に発表する「選抜要項」（入試の概要を紹介した冊子）、10～12月に発表する「募集要項」（正式な入試要項）で必ず確認しよう。
2026年 国公立大入試の主な変更点（速報）
【変更点の見方】
1月末までに判明した変更点のうち、その一部を掲載した。／変更点は「25年→26年」で表記。／以下の一覧で、新設・改組以外の学部（学科等）名は略称で、【前】＝前期日程、【後】＝後期日程、【中】＝公立大中期日程、［昼］＝昼間コース、［夜］＝夜間主コース、共テ＝大学入学共通テスト、個別＝個別試験（2次試験）、共テ免除＝共テを課さない、共テ課す＝共テを課す、推薦型＝学校推薦型選抜、総合型＝総合型選抜、の略。／増設学部・学科等の名称は仮称で、設置構想中を含む。／「募集人員の変更」は、変更のある日程・方式のみ掲載。／「一般選抜の科目等の変更」は、共テについては原則として、科目数の増減を掲載した。
●新増設・改組（設置構想中を含む）
《私立大の公立大学法人化》
東北公益文科大
公立大学法人へ転換し、国際学部を開設する予定
《学部等の増設・改組等（名称は仮称）》
北見工業大
工学部を2→1学科に改組予定
山形大
地域教育文化学部を「教育学部」に改組予定
埼玉大
教養学部に「共生構想専修課程」を増設予定（160人→200人に定員増）／教育学部学校教育教員養成課程を4→2コースに改組予定（学部定員を380→320人に減）
信州大
工学部を5→1学科に改組予定
岡山大
法・経済の2学部で夜間主コースを募集停止予定
愛媛大
工学部工学科で社会デザインコースを「建築・社会デザインコース」に改組予定
九州工業大
工学部を6→1学科に改組予定／情報工学部を5→1学科に改組予定
佐賀大
コスメティックサイエンス学環（定員30人）を開設予定／教育学部で学校教育課程を、熊本大との「共同教員養成課程（定員120人）」に改組予定
熊本大
共創学環（定員80人）を開設予定／文学部を4→1学科に改組予定（170人→160人に定員減）／教育学部の学校教育教員養成課程を、佐賀大との「共同教員養成課程（定員140人）」に改組し、「養護教諭養成課程」（定員30人）を増設予定
旭川市立大
地域創造学部を開設予定
福井県立大
地域政策学部（定員70人）を開設予定／経済学部で定員減の予定（200人→160人）
長野大
共創情報科学部（定員90人）を開設予定／企業情報・環境ツーリズムの2学部を「地域経営学部（定員150人）」に再編する予定
名古屋市立大
人文社会学部心理教育学科に「教育学・心理学」の2コースを設置予定／芸術工学部を3→1学科に改組予定
福知山公立大
地域経営学部で、医療福祉経営学科を募集停止し、地域経営学科を定員増（75名→100名）の予定
兵庫県立大
工学部を3学科6コース→1学科5コースに改組予定
県立広島大
地域創生学部地域創生学科で「地域文化、地域産業の2コースを「国際共生、経営」の2コースに改組する予定／地域創生学部に「情報学科（定員40人）」を増設予定
熊本県立大
文学部で、英語英米文学科を「グローバル・スタディーズ学科」に改組予定
●一般選抜の日程変更
《「後期日程募集停止」の大学・学部等》
旭川医科大
医（医）
山形大
教育、医（医）
茨城大
教育（学校教育＝教育実践科学、教科教育〈英語、理科、技術〉、特別支援）、地域未来共創学環
群馬大
共同教育
埼玉大
教育（学校教育＝教科教育〈国語〉）
信州大
教育（野外教育、社会科教育、音楽教育、保健体育、特別支援教育）
静岡大
人文社会科学［昼］（言語文化、経済）、教育（教科教育学〈社会科教育〉）
大阪教育大
教育（学校教員＝教科教育〈理科教育〉）
広島大
法［昼・夜］、生物生産
佐賀大
医（医）
長崎大
薬（薬科学）
宮崎大
医（看護）
《「前期日程新規実施」の大学・学部等》
筑波大
日本語・日本文化学類（学類・専門学群選抜）
《「後期日程新規実施」の大学・学部等》
信州大
教育（国語教育）
大阪教育大
教育（学校教員＝教科教育〈技術教育〉）
広島大
歯（口腔健康科学＝口腔保健学）
●募集人員の変更
旭川医科大
医（医）＝前期40人→48人、後期8人→募集停止
北海道大
医（保健）＝前期136人→145人、総合型35人→26人
山形大
医（医）＝前期68人→73人、後期15人→募集停止、推薦型30人→40人
茨城大
教育＝前期156人→150人、後期60人→39人、総合型30人（新規）、推薦型59人→56人／理＝前期111人→115人、後期64人→50人、推薦型12人→40人、総合型18人→募集停止／農＝前期102人→89人、後期20人→16人、推薦型34人→41人、総合型10人（新規）／地域未来共創学環＝前期24人→28人、後期7人→募集停止、総合型9人→12人
筑波大
日本語・日本文化学類＝前期（学類・専門学群選抜）10人（新規）
埼玉大
教養＝前期115人→135人、推薦型20人→40人
上越教育大
学校教育＝前期77人→60人、後期33人→28人、総合型22人（新規）
新潟大
工＝前期（共テ重視型）257人→237人、推薦型30人→50人（女子枠5人→25人）
信州大
工＝前期322人→287人、後期100人→98人、総合型12人→36人、推薦型51人→64人
広島大
法［昼］＝前期110人→130人、後期25人→募集停止、総合型5人（新規）
愛媛大
工＝前期337人→289人、後期99人→128人、総合型5人→26人、推薦型89人→87人
九州大
文＝前期119人→109人、推薦型10人（新規）
佐賀大
コスメティックサイエンス学環（新設予定）＝前期18人、後期5人、総合型7人
長崎大
医（医）＝前期76人→66人、推薦型（長崎医療枠）15人→25人／薬（薬科学）＝前期26人→36人、後期10人→募集停止
熊本大
理＝前期140人→125人、後期40人→35人、総合型10人→募集停止、推薦型20人（新規）／法＝前期145人→130人、総合型10人→募集停止、推薦型20人→35人／文＝前期117人→115人、総合型10人→募集停止、推薦型23人→25人／共創学環（新設予定）＝前期40人、総合型25人（帰国生・留学生対象を含む）、推薦型15人
鹿児島大
工＝前期297人→280人、推薦型87人→91人、総合型5人→18人
琉球大
教育＝前期101人→110人、推薦型34人→15人、総合型5人→15人
秋田県立大
システム科学技術＝前期124人→120人、後期44人→26人、推薦型53人→63人、総合型19人→31人／生物資源科学＝前期71人→68人、後期28人→20人、推薦型43人→44人、総合型8人→18人
山梨県立大
国際政策＝前期48人→40人、後期10人→8人、総合型10人（新規）
静岡県立大
看護＝前期85人→70人、推薦型30人→45人
福知山公立大
情報＝前期55人→65人、総合型10人（新規）／地域経営＝前期55人→49人、総合型6人（新規）
大阪公立大
生活科学＝前期109人→99人、推薦型44人→54人
兵庫県立大
工＝前期120人→157人、後期140人→58人、推薦型92人→137人
芸術文化観光専門職大
芸術文化・観光＝A日程35人→20人、B日程5人→募集停止、推薦型20人→30人、総合型20人→30人
島根県立大
人間文化＝前期65人→57人、総合型8人（新規）
愛媛県立医療技術大
保健科学（看護）＝前期42人→32人、推薦型26人→36人
●一般選抜の科目等の変更
北見工業大
［共テ］工【前】＝7→8科目。情報が選択→必須に／工【後】＝7→5科目、理科100点→300点。［個別］工【後】＝理科を除外
北海道大
［共テ］全学【前】【後】＝情報を配点化（25年は「配点化せず、同点者の順位決定に活用」）
北海道教育大
［募集単位］教育（芸術・スポーツ文化＝スポーツ文化）【前】【後】＝「コース別→専攻」に統合
室蘭工業大
［個別］理工［昼・夜］【前】＝数学Cの出題範囲に「平面上の曲線と複素数平面」を追加
岩手大
［個別］農【前】・獣医【前】＝大学入学希望理由書→調査書
福島大
［個別］農学群【前】＝数学・理科・英語から2→ペーパーインタビュー
茨城大
［実施方式］理【前】でコースの第2志望制を導入／農【後】で学科の第2志望制を導入。［個別］教育（学校教育＝教科教育〈英語〉）【前】＝集団面接→個人面接、英語による質疑応答を廃止／工（物質科学工）【前】・農【前】＝理科を除外／理（理＝物理学、化学、生物科学、地球環境科学、総合理学）【後】＝学科1科目→課さない（主体性評価の得点化のみ継続）
群馬大
［共テ］医（保健＝看護）【前】【後】＝8→7科目（理科2→1科目）。［個別］医（保健＝看護）【前】＝小論文→外国語・面接／同（同＝検査技術科学、理学療法学、作業療法学）【前】＝小論文→数学・理科・外国語／医（保健）【後】＝小論文→面接
埼玉大
［個別］理（分子生物）【前】＝面接→理科／同（同）【後】＝数学・理科→面接／同（生体制御）【後】＝総合問題→課さない
上越教育大
［個別］学校教育【前】＝実技を除外
新潟大
［個別］教育（教科教育〈英語〉）【前】＝英語からリスニングを除外
福井大
［個別］医（看護）【後】＝小論文を除外
信州大
［共テ］教育【前】【後】＝コースにより4～8科目→8科目に統一／医（保健＝理学療法学）【前】＝8→7科目（理科2→1科目）。［個別］教育【前】・経法【前】・理（数学）【前】・医（医、保健）【前】・工【前】【後】・農【前】【後】・繊維（先進繊維・感性工、機械・ロボット、化学・材料）【前】・理【後】・繊維【後】＝数学Bの出題範囲に「統計的な推測」を追加／医（保健＝看護学）【前】＝数学・英語→「数学・英語から1」／同（同＝作業療法学）【前】＝数学→面接
岐阜大
［個別］教育（音楽教育）【前】＝国語・数学・英語から1→「講座面接」
滋賀大
［個別］教育【後】＝「入学後の学修計画・志望動機書」を追加
鳥取大
［個別］医（保健）【後】＝小論文を除外
岡山大
［実施方式］全学【前】＝英語外部検定利用で、見なし満点の対象を「共テ・個別」→「共テのみ」に限定
愛媛大
［共テ］医（看護）【前】＝8科目→6科目／工（理型入試）【後】＝物理または物理基礎が「必須→選択」に。［個別］工【前】＝既存の「理型入試」を理型入試A（数学重視型）・B（理科重視型）の2タイプに分割／工（デジタル情報人材育成特別プログラム）【後】＝小論文→数学
高知大
［共テ］人文社会科学（社会科学）【前】・教育【前】・農林海洋科学【前】【後】＝情報の利用方法を「合否境界上の判定→配点化」に変更／理工（化学生命理工）【後】＝情報を追加
九州大
［個別］文【後】＝志望理由書を除外
佐賀大
［実施方式］理工【前】【後】＝学部一括募集→分野別募集に変更（学部一括枠も設置）
長崎大
［個別］医（医）【前】＝面接またはペーパー・インタビュー60点→150点
熊本大
［個別］文【前】＝小論文を除外／理【後】＝数学・理科各150点→各300点
宮崎大
［配点］工【前】＝共テ1000点→700点、個別610点→510点／工【後】＝共テ1000点→650点。［共テ］工【後】＝8→7科目（地歴・公民を除外）。［個別］工【前】＝数学・理科各250点→「数学・理科計400点」と「数学のみ400点」のいずれか高得点を採用
鹿児島大
［実施方式］医（保健＝看護学）【前】＝一括募集→配点パターンa・bに分割（a＝共テ重視、b＝個別重視）。［個別］医（保健＝看護学）【前】＝面接を追加／工【後】＝小論文→面接／農（国際食料資源学特別）【前】＝数学・理科必須→数学・理科から1／水産（水産）【前】＝数学・理科・外国語必須→「数学・理科・外国語から2、調査書点数化」／同【後】＝調査書点数化を追加／水産（国際食料資源学特別）【前】＝数学・理科必須→「数学・理科から1、調査書点数化」
琉球大
［実施方式］教育（小学校教育＝教科教育）【前】＝専攻一括募集→教育（中学校教育＝教科教育）と合同での専修（教科）別の募集に変更。［個別］教育（小学校教育・中学校教育＝理科）【前】＝数学を除外／同（同＝技術教育）【前】＝調査書を追加／理（海洋自然科学〈生物系〉）【前】＝数学を除外
富山県立大
［共テ］工【前】【後】・情報工【前】【後】・看護【前】【後】＝5→6科目（情報を追加）／工（生物工、医薬品工）【後】＝数学450点・理科300点→数学350点・理科350点。［個別］工（環境・社会基盤工）【前】＝理科200点→250点／工（生物工、医薬品工）【前】＝数学250点・理科200点→数学150点・理科250点
石川県立看護大
［共テ］看護【前】＝数学2→1科目、「地歴・公民・情報から1科目」を追加／看護【後】＝4→5科目（地歴・公民・理科から1科目→地歴・公民・理科・情報から2科目）。［個別］看護【前】＝面接100点→50点／看護【後】＝小論文を除外
静岡県立大
［個別］看護【前】【後】＝面接から口頭試問を除外
大阪公立大
［募集単位］生活科学（食栄養）【前】＝「個別の配点により均等型・理数重点型に分けて募集」→一括募集
兵庫県立大
［個別］工【前】＝英語を除外、理科2→1科目／工【後】＝理科2→1科目
奈良県立医科大
［2段階選抜］医（医）【後】＝予告倍率を募集人員の「14倍→12倍」に引き締め
尾道市立大
［個別］経済情報【前】【後】＝資格・検定等への加点を「いずれか1つ取得で5点→取得資格の分野1つにつき5点（最大4分野20点）、「高難度資格」を取得の場合はさらに5点加点」に変更
香川県立保健医療大
［共テ］保健医療（看護）【前】【後】・同（臨床検査）【前】＝情報を追加（配点化せず同点者の順位決定に活用）
高知工科大
［共テ］経済・マネジメント学群（A・C方式）【前】＝6→5科目（地歴・公民2→1科目）。［個別］後期の受験料を1万5千円→5千円に減額
北九州市立大
［配点］外国語（英米）【後】＝共テ：英語300点→100点、個別：小論文200点→400点
長崎県立大
［個別］看護栄養（栄養健康）【後】＝理科を除外し、面接に口頭試問を追加
大分県立看護科学大
［個別］看護【前】【後】＝総合問題→小論文
名桜大
［個別］国際【前】【後】・人間健康【前】【後】＝実績報告書を除外、人間健康（健康情報）はエントリーシートも除外
●推薦型・総合型の変更
北海道教育大
教育（芸術・スポーツ文化＝スポーツ文化）で総合型を「コース別募集→専攻一括募集」に変更
岩手大
理工（理工＝電気電子・情報通信、機械知能航空）で共テ課す総合型（女子枠）を新規実施
茨城大
教育（学校教育＝教育実践科学、教科教育〈英語、理科、技術〉、特別支援教育）で共テ免除総合型の「地域教員希望枠」を新設／理（理＝化学、生物科学、地球環境科学）で「総合型→推薦型」に移行／農（地域総合農＝地域共生）で共テ免除総合型を新規実施
宇都宮大
工で共テ免除の「総合型選抜（特別）」を新規実施。所定の科学人材育成プログラム等の修了者が対象
群馬大
共同教育（学校教育＝社会、数学、理科、技術、音楽）で総合型を新規実施（技術専攻のみ共テ課す、他は共テ免除）／同（家政）で共テ免除推薦型を新規実施／同（数学）の推薦型を「共テ免除→課す」に移行／医（保健）の推薦型を「共テ免除→共テ課す」に移行
埼玉大
教養で共テ課す推薦型を新規実施／工（機械工学・システムデザイン、電気電子物理工、情報工学）で共テ課す推薦型（女子枠）を新規実施
千葉大
医で共テ課す推薦型（千葉県地域枠）を新規実施／工（総合工＝物質科学）の総合型（方式Ⅰ）を「共テ課す→免除」に移行
横浜国立大
教育で学校推薦型を廃止、総合型を「共テ課す→共テ免除」に移行し、「地域教員希望枠」を設置
上越教育大
学校教育で共テ課す総合型を新規実施
新潟大
工の推薦型で女子枠を「知能情報システムプログラムのみ（5人）→全9プログラム（計25人）」に拡大
富山大
教育の共テ課す総合型で家政教育型・芸術型を追加し、理数型を廃止
金沢大
地球社会基盤学類で推薦型を廃止し、総合型で女子枠特別入試の実施コースを1→3に拡大
信州大
教育（野外教育、理科教育、音楽教育、保健体育、家庭科教育）で共テ免除総合型を新規実施
岐阜大
社会システム経営学環の共テ課す推薦型で専門高校枠を新設
静岡大
工（機械工、電気電子工）で総合型の全学科枠を廃止
名古屋大
工（物理工、マテリアル工）の共テ課す推薦型で女子枠を新設
京都大
工（地球工、物理工、電気電子工、情報、理工化学）の推薦型、理の総合型で女子枠を新設／理の総合型（一般枠）で「化学入試」を新規実施／薬の総合型を学科別募集→学部一括募集に変更
大阪大
基礎工の推薦型で女子枠を新設
神戸大
国際人間科学（環境共生）で共テ課す総合型（理科系科目受験）を廃止
岡山大
経済で共テ免除推薦型を導入
広島大
法［昼］で共テ免除総合型を新規実施／理（数学、地球惑星システム）で総合型を「共テ免除→課す」に移行し、女子枠を新設／理（物理、化学、生物科学）の共テ課す総合型に女子枠を新設／工（工学特別コース）で共テ課す総合型（女子枠）を新規実施／生物生産で共テ免除総合型（Ⅰ型）を新規実施／情報科学の共テ免除推薦型に女子枠を新設
愛媛大
工で共テ免除総合型を新規実施／工の共テ課す総合型に女子枠を新設（化学・生命科学コース、デジタル情報人材育成特別プログラム）／工（デジタル情報人材育成特別プログラム）で共テ免除推薦型を新規実施／工（工＝機械工学、知能システム学、コンピュータ科学）で共テ免除推薦型を廃止／医（看護）で共テ免除総合型を新規実施／医（看護）の推薦型でA（学校推薦）とB（地域特別枠）の区別を廃止
高知大
理工（数学物理学）で共テ免除総合型と共テ免除推薦型を新規実施／理工（数学物理学）の共テ課す推薦型で「数学受験」を廃止
九州大
文で共テ課す推薦型を新規実施
九州工業大
工で共テ課す推薦型を募集停止
佐賀大
医（医）の推薦型で長崎県枠を廃止／教育（共同教員養成＝小中連携教育）で共テ課す総合型を新規実施し、「理数分野」を「共テ免除→課す」に移行
熊本大
文・法・理・工で総合型のグローバルリーダーコース入試を廃止／理で共テ課す推薦型を新規実施／工で共テ課す推薦型を募集人員増（94人→114人）／教育の共テ課す推薦型に国際枠を新設
鹿児島大
工（先進工）の共テ免除推薦型で、機械工学プログラムの募集枠を普通科等、専門・総合学科の2つに分割／工（先進工）の共テ課す推薦型で、化学工学プログラムの対象となる高校の学科を「全学科→普通科等」に変更／工（建築）の共テ課す推薦型で、「文系科目重視型・理系科目重視型・実技試験型」の区別を廃止／工（先進工）の海洋土木工学プログラムで共テ免除推薦型を、化学工学プログラムで共テ課す推薦型を、機械工学プログラムで共テ課す総合型（自己推薦型）を、「括り枠」で共テ免除総合型を新規実施
琉球大
教育（小学校教育＝教科教育）で共テ課す推薦型を廃止し、共テ免除総合型（地域教員希望枠）を新規実施
旭川市立大
経済・保健福祉で推薦型を「公募地域型・公募全国型」→「指定校制・公募制」に再編
札幌医科大
医で推薦型の「先進研修連携枠」を廃止し、共テ課す総合型（道民枠）を新規実施
名寄市立大
保健福祉（社会福祉、社会保育）で共テ免除総合型を新規実施
秋田県立大
システム科学技術・生物資源科学で共テ課す推薦型（Ⅲ）を廃止し、指定校推薦を新規実施
東京都立大
健康福祉（看護）の推薦型を「共テ免除→課す」に移行
三条市立大
工で共テ免除総合型（探究ワークショップ型選抜）を新規実施
都留文科大
教養（国際教育）で共テ課す推薦型を廃止
山梨県立大
人間福祉（福祉コミュニティ）・国際政策で共テ免除総合型を新規実施
愛知県立大
教育福祉（教育発達）で共テ課す推薦型（全国枠）を新規実施／外国語で共テ課す推薦型（全国枠）を廃止し、共テ免除推薦型（全国枠）を新規実施／情報科学の共テ課す推薦型（全国枠）で「普通科・理数科等枠」の制限を廃止
名古屋市立大
芸術工で共テ免除総合型を新規実施
京都府立医科大
医（医）で共テ課す推薦型の「公募型一般枠」を新規実施（従来の推薦型は「公募型地域枠」に改称）
福知山公立大
情報で総合型（共テ課す・免除）を新規実施／地域経営で共テ免除総合型を新規実施
大阪公立大
生活科学（食栄養）の共テ課す推薦型で「均等型・理数重点型」の区別を廃止（理数重点型の配点に統一）。また、共テ免除推薦型（指定校）を新規実施／生活科学（食栄養）・農の共テ課す推薦型で募集枠を「大阪府内枠・全国枠→一括」に統合
兵庫県立大
工で共テ免除推薦型（指定校）を新規実施
奈良県立大
地域創造で総合型をAとBに複線化
島根県立大
人間文化で共テ免除総合型（地域教員希望枠）を新規実施／看護栄養の推薦型で「一般推薦」を「共テ免除→課す」に移行／看護栄養（看護）の推薦型を「しまね高大連携推薦、専門高校・総合学科枠」→「一般推薦、しまね高大連携推薦（指定校推薦、専門高校・総合学科枠）」に改編／看護栄養（健康栄養）の推薦型で「しまね高大連携推薦」を「一般推薦」へ移行
高知工科大
システム工学群で共テ免除推薦型（女子枠）を新規実施／総合型、推薦型の受験料を3万円→1万5千円に減額
この記事は「螢雪時代（2025年5月号）」より転載いたしました。