入試動向分析

2025年 国公立大入試 変更点速報【2024年4月】

2024(令和6)年度

2025年国公立大入試の志願動向に影響しそうな変更点を速報する。東京工業大や千葉大、神戸大など、理工系の「女子枠」新設・拡大や、情報科学系の新設、後期日程の縮小、英語重視の科目変更が目立つ。


東京工業大が2学院に「女子枠」を増設!
秋田大・神戸大などで情報科学系学部を新設


今秋に東京科学大が誕生
岩手大は理系学部を再編

 2025年(以下、25年。他年度も同じ)の国公立大入試の特徴と、新課程への移行に伴う変更以外で、なおかつ志願動向に影響しそうな変更点を見ていこう。25年入試では、新増設・改組は24年とほぼ同程度だが、募集人員の増減、科目の変更、学校推薦型・総合型選抜(以下、推薦型・総合型)の導入は多くなっている。


①新増設・改組

 理系学部の新増設・改組、特に文理融合の情報科学系の新設が目立つ。

 東京工業大と東京医科歯科大が統合し、24年10月から「東京科学大」として開学予定。また、秋田大-情報データ科学、山形大-社会共創デジタル学環、神戸大-システム情報、福井県立大-恐竜が新設予定。岩手大では理系学部を改編(理工を3→1学科に統合、農を6→4学科に改組し、獣医を新設)する。


②学校推薦型・総合型選抜の変更

 理工系・情報科学系で「女子枠」の設置が続く。東京工業大-理学院・工学院をはじめ、福島大-理工学群、茨城大-工、千葉大-情報・データサイエンス、神戸大-システム情報、長崎大-工・情報データ科学、宮崎大-工で、推薦型や総合型に女子枠を新設。名古屋大-工の推薦型でも女子枠の実施学科を「2→4」に増やす。

 また、名古屋大-理で総合型を新規実施(3学科で共通テスト〈以下、共テ〉を課し、2学科で共テ免除)。鳥取大-工で共テを課す総合型、鹿児島大-法文も共テ免除推薦型を新規実施する。


③一般選抜の日程・募集人員の変更

【日程変更】京都大-法、京都工芸繊維大、茨城県立医療大、沖縄県立看護大などで後期を募集停止。一方、山陽小野田市立山口東京理科大-薬で前期、和歌山大-観光などで後期を新たに実施する。

【募集人員】東京工業大-理学院・工学院で総合型、千葉大-情報・データサイエンスで推薦型の女子枠新設に伴い、前期の募集人員を削減。神戸大ではシステム情報の新設に伴い、工の前・後期で募集人員を削減する。


④一般選抜の科目増減など

【科目数の増減】宇都宮大-農は前期の個別試験(以下、2次)を英語重視の1→2科目に増加。富山大-教育の後期で共テを4→8科目に増加。鳥取大-農(共同獣医)は前期の2次で数学を追加。熊本大-薬の前期で2次に英語・面接を追加。豊橋技術科学大-工は前期の2次で書類審査(点数化)を追加。鹿児島大-法文・農・共同獣医(畜産)の前・後期で調査書点数化を追加。東京都立大では、人文社会以外の6学部(一部学科も含む)の前期で、2次に英語を追加する(共テの英語の利用、英語外部検定利用を含む)。

 一方、一橋大は全学の2次で外国語から聞き取り・書き取り試験を除外。また、名古屋大-医(医)・理の2次でも国語を除外。島根大-教育の前・後期で調査書点数化を除外。新潟県立看護大の前・後期は共テの数学を「2→1科目」に軽減。神戸市外国語大、高知工科大では全学の後期で2次を取りやめる。

【配点の変更】熊本大-工の前・後期、公立はこだて未来大-システム情報科学の前・後期、岡山県立大-全学の前・後・中期で、共テの英語リーディング・リスニングの配点比率を「4:1→1:1」に変更する。

【2段階選抜】九州大-薬(臨床薬)、長崎大-薬(薬)、熊本大-薬の各前期で新規実施する。


⑤新科目「情報Ⅰ」の扱い

 新課程移行に伴う変更では、共テの「情報Ⅰ」導入が最も大きい。情報Ⅰは国立大のほぼ全てで必須だが、配点は概ね、共テ本来の配点(100点)以下であることが多く、北海道大・香川大のように、受験は必須だが配点は0点という大学もある。また、公立大では選択科目として扱う大学や、情報Ⅰを利用しない大学も多い。

 2次では、情報Ⅰを出題する大学はごく少数で、しかも選択科目の扱いに留まる。その中で、広島市立大-情報科学の後期が、数学の代わりに情報Ⅰを必須で課すのが注目される。

 以下、2月末までに判明した「2025年国公立大入試の主な変更点」を掲載した。今後、各大学が6~7月に発表する「選抜要項」(入試の概要を紹介した冊子)、10~12月に発表する「募集要項」(正式な入試要項)で必ず確認しよう。


【ここがポイント】

情報科学系の新設、理工系の「女子枠」新設が相次ぐ
一般選抜は後期縮小、英語重視への変更、調査書点数化が目立つ


2025年 国公立大入試の主な変更点(速報)

【変更点の見方】 2月末までに判明した変更点のうち、原則として新課程への移行に伴う教科・科目の変更を除き、その一部を掲載した。変更点は「24年→25年」で表記。以下の一覧で、新設・改組以外の学部(学科等)名は略称で、【前】=前期日程、【後】=後期日程、【中】=公立大中期日程、[昼]=昼間コース、[夜]=夜間主コース、共テ=大学入学共通テスト、個別=個別試験(2次試験)、共テ免除=共テを課さない、共テ課す=共テを課す、推薦型=学校推薦型選抜、総合型=総合型選抜、の略。増設学部・学科等の名称は仮称で、設置構想中を含む。「募集人員の変更」は、変更のある日程・方式のみ掲載。「一般選抜の科目等の変更」は、共テについては原則として、「情報」の追加以外の科目数の増減を掲載した。


●新増設・改組(設置構想中を含む)


《大学の統合》

東京工業大 東京医科歯科大と統合、2024年10月から「東京科学大」として開学予定


《学部等の増設・改組等(名称は仮称)》

岩手大 理工学部を3→1学科に統合予定(440人→414人に定員減)/農学部を6→4学科に改組予定/獣医学部を開設予定(定員30人)

秋田大 情報データ科学部(定員100人)を開設予定/理工学部を「総合環境理工学部」に改組予定(4→3学科に改組、395人→315人に定員減)

山形大 社会共創デジタル学環(定員30人)を開設予定

筑波技術大 共生社会創成学部(定員15人)を開設予定(視覚・聴覚障がい者対象)

大阪教育大 教育学部教育協働学科を6→3専攻に改組予定

神戸大 工学部情報知能工学科を改組し、システム情報学部を開設予定(定員150人)/医学部に「医療創成工学科」を増設予定

福井県立大 恐竜学部(定員30人)を開設予定

名古屋市立大 医学部に「保健医療学科リハビリテーション学専攻」を増設予定

下関市立大 看護学部(定員80人)を開設予定

山口県立大 国際文化学部に「情報社会学科」を増設予定


●一般選抜の日程変更


《「前期日程募集停止」の大学・学部等》

弘前大 教育(学校教育=中学校技術)


《「後期日程募集停止」の大学・学部等》

東京学芸大 教育(初等教育=現代教育実践〈学校心理、環境教育〉、中等教育=音楽・情報、特別支援教育)

信州大 教育(現代教育、国語教育、心理支援教育)

京都大 法

京都工芸繊維大 工芸科学

神戸大 医(保健=看護学)

広島大 教育(第二類=数理系、第四類=人間生活系)

長崎大 薬(薬)

茨城県立医療大 保健医療

静岡県立大 食品栄養科学(食品生命科学)

岡山県立大 保健福祉(現代福祉)

沖縄県立看護大 看護


《「中期日程募集停止」の大学・学部等》

長野県立大 健康発達(こども)


《「前期日程新規実施」の大学・学部等》

山陽小野田市立山口東京理科大 薬


《「後期日程新規実施」の大学・学部等》

弘前大 教育(学校教育=特別支援教育)

宇都宮大 農(森林科学)

山梨大 生命環境(観光政策科学特別)

和歌山大 観光

神奈川県立保健福祉大 保健福祉(リハビリテーション)


●募集人員の変更

岩手大 理工=前期264人→269人、後期74人→80人、推薦型77人→81人、総合型25人→10人

茨城大 工=前 期273人 →290人、後期179人→150人、推薦型48人→70人

千葉大 情報・データサイエンス=前期90人→70人、総合型10人→推薦型30人(女子枠15人)

東京工業大 理学院=前期143人→128人、推薦型8人→総合型23人(女子枠15人)/工学院=前期314人 →261人、総 合 型34人 →87人(女子枠70人)

名古屋大 理=前期220人→215人、推薦型50人→30人、総合型25人(新規)

京都工芸繊維大 工芸科学=前期334人→380人、後期74人→募集停止、推薦型90人→114人

神戸大 工=前 期423人 →320人、後期129人→112人/システム情報(新設)=前期110人、後期20人、推薦型15人(女子枠)、総合型5人

広島大 情報科学=前期90人→115人、後期10人→15人

徳島大 理工[夜]=前期45人→30人

宮崎大 工=前 期240人 →200人、後期90人→93人、推薦型65人(新規)、総合型40人→12人/農=前期149人→127人、後期69人→53人、推薦型42人→24人、総合型5人→61人

鹿児島大 理=後期25人→13人、推薦型20人→47人

公立はこだて未来大 システム情報科学=前期135人→138人、後期25人→15人

茨城県立医療大 保健医療=前期82人→85人、後期20人→募集停止、推薦型68人→85人

下関市立大 看護(新設)=前期35人、中期8人、推薦型35人

山口県立大 社会福祉=前期46人→30人、後期8人→7人

高知工科大 システム工学群=前期A方式80人→85人、後期20人→10人、推薦型10人→募集停止、総合型40人→55人


●一般選抜の科目等の変更

北海道教育大 [共テ]岩見沢校(スポーツ文化)【前】=5→4科目

弘前大 [個別]医(医)【前】=総合問題→数学・英語

山形大 [個別]人文社会科学(人間文化)【前】=英語を追加

福島大 [個別]理工学群【後】=数学→面接/農学群【後】=学科1科目・面接→ペーパーインタビュー

茨城大 [個別]教育(学校教育=教育実践科学)【前】=小論文・面接→集団討論/教育(学校教育=家庭、養護教諭)【前】=小論文を除外

筑波大 [個別]社会工学類【後】=小論文→面接/芸術専門学群【後】=面接・口述試験→実技

宇都宮大 [個別]農(生物資源科学、応用生命化学、森林科学)【前】=英語を追加/農(農業環境工)【前】=数学・英語から1→数学・英語必須/農(農業経済)【前】=数学・英語から1→「英語必須、数学・小論文から1」

埼玉大 [個別]経済[昼](国際プログラム枠)【前】=小論文→英語/理(物理)【前】=総合問題→課さない

東京学芸大 [個別]教育(初等教育=幼児教育)【前】=実技を除外/教育(教育支援=生涯スポーツ)【前】=実技→本人記載の資料等(志望理由、活動報告、証明書など)

一橋大 [個別]全学【前】=外国語から聞き取り・書き取り試験を除外

横浜国立大 [実施方式]理工(化学・生命系)【前】【後】=教育プログラム別募集(化学EP・化学応用EP、バイオEP)を学科一括募集に統合(2年進級時にプログラム決定)。[個別]都市科学(環境リスク共生)【前】=理科を除外

山梨大 [個別]生命環境(生命工、地域食物科学、ワイン科学特別)【前】=小論文→数学・理科/同(環境科学)【前】=小論文→総合問題/同(地域社会システム、観光政策科学特別)【前】=小論文→「国語・数学から1、英語」

信州大 [個別]教育(社会科教育)【前】=地歴・公民→小論文/農【前】=理科2科目→数学・理科から2科目

富山大 [実施方式]教育【後】=募集区分I・IIに分割。共テが「I=地歴・公民2科目、II=理科2科目」。[共テ]教育【後】=4→8科目。[個別]都市デザイン(地球システム科学)【後】=理科→数学/同(材料デザイン工)【前】=総合問題→面接

福井大 [個別]工(物質・生命化学)【後】=数学→面接

岐阜大 [個別]応用生物科学(共同獣医)【前】=英語→数学

静岡大 [共テ]情報(行動情報)【前】=選抜区分A(地歴・公民1科目)・B(同2科目)を統合、「地歴・公民・理科から3科目」に。[個別]人文社会科学[昼](法、経済)【前】=小論文を追加/農(応用生命科学)【後】=面接→調査書点数化

豊橋技術科学大 [個別]工【前】=書類審査(点数化)を追加

名古屋大 [個別]理【前】・医(医)【前】=国語を除外

三重大 [個別]工(総合工=情報工学)【後】=数学→小論文/生物資源(農林環境科学、海洋生物資源学、生命化学)【後】=「数学・理科から1」を除外

大阪教育大 [個別]教育(学校教育=英語教育)【前】=面接を追加

神戸大 [共テ]工(建築)【後】 =数学が「50点→第1段階選抜のみに利用」

奈良教育大 [個別]教育(教科教育=音楽・美術)【前】【後】=面接→小論文/同(教科教育=保健体育、伝統文化=書道)【前】【後】 =小論文を追加/同(教科教育=家庭科・技術)【前】=小論文→面接/同(教育発達=教育学)【後】=面接→小論文

和歌山大 [個別]教育(文科系・理科系)【前】=英語を追加/経済【前】=総合問題→数学・英語/観光【前】=総合問題→「英語必須、国語・数学から1」/経済【後】=総合問題→小論文

鳥取大 [個別]農(共同獣医)【前】=数学を追加

島根大 [個別]教育【前】【後】=調査書点数化を廃止

広島大 [実施方式]教育(第五類=教育学系)【前】【後】=共テの科目(地歴・公民、理科)により、文科系・理科系の選抜区分を新設。前期は共テ900点→1600点。[共テ]理(地球惑星システム)【後】=理科1→2科目。[個別]教育(第四類=音楽文化系・造形芸術系)【前】=実技400点→500点/同(第四類=健康スポーツ系)【後】=実技→小論文・出願書類(点数化)/同(第四類=造形芸術系)【後】=実技500点→800点/理(化学)【後】 =面接400点→200点/生物生産【前】=数学400点→200点・理科400点→600点

徳島大 [実施方式]医(医科栄養)【前】=個別試験の科目により、英語・化学受験方式を追加。[共テ]薬【前】=理科(2科目)で化学を「選択→必須」とし、配点を「100点→化学100点、その他50点」に変更

愛媛大 [個別]社会共創(産業イノベーション)【前】=小論文を追加/同(環境デザイン)【前】=総合問題→小論文/同(地域資源マネジメント)【前】=小論文・調査書点数化を追加/工(社会デザイン)【後】=小論文→面接

高知大 [個別]人文社会科学(国際社会)【前】=小論文→英語/教育(科学技術教育)【前】=理科を除外

九州大 [2段階選抜]薬(臨床薬)【前】=2段階選抜を新規実施。予告倍率は募集人員(以下、略)の約3倍。[共テ]薬【後】=外国語50点→200点。 [個別]芸術工(学科一括)【前】=面接、志望理由書を追加/薬(臨床薬)【前】=面接を追加/薬【後】=外国語を除外。[実施方式]芸術工【前】=学科一括募集を20人→5人に削減

九州工業大 [共テ・個別]工【前】【後】、情報工【前】【後】=英語外部検定の利用法を「加点→得点換算」に変更

福岡教育大 [個別]教育(初等=幼児教育・小学校教育・社会科)【前】=面接→小論文/同(初等=国語)【前】=面接→国語/同(初等=英語)【前】=面接→英語/同(初等=美術、特別支援)【前】=小論文を追加/同(中等=国語・英語・技術)【前】=小論文を除外/同(中等=数学・理科・保健体育)【前】=小論文→面接/同(初等=理数教育)【後】=面接を追加/同(中等=数学)【後】=小論文→面接

長崎大 [2段階選抜]薬(薬)【前】=2段階選抜を新規実施(予告倍率=約5倍)。[共テ]経済【前】=配点a(地歴・公民100点、理科50点)・配点b(地歴・公民50点、理科100点)の2方式を統合、「地歴・公民50点・理科50点」に統一。[個別]多文化社会【前】=総合問題→小論文(全コース)・ペーパーインタビュー(オランダ特別コース以外)/歯【前】=「数学・理科から1」→数学・理科/薬(薬)【前】・同(薬科学)【後】=ペーパーインタビュー→面接。合否判定基準に「面接の得点率30%以下は不合格」を追加

熊本大 [2段階選抜]薬【前】=2段階選抜を新規実施(予告倍率=約4倍)。[共テ]工【前】【後】=英語のリーディング(R)・リスニング(L)の配点比率を「4:1→1:1」に変更。[個別]薬【前】=英語・面接を追加/医(保健=看護学)【前】=国語から古文・漢文を除外

鹿児島大 [個別]法文【前】・農【前】・共同獣医(畜産)【前】=調査書点数化を追加/教育(中等教育=国語)【前】=国語が選択→必須に/法文(地域社会・経済、多元地域文化)【後】・農【後】・共同獣医(畜産)【後】=調査書点数化を追加/理【後】=面接→課さない

公立はこだて未来大 [共テ]システム情報科学【前】【後】=英語のR・Lの配点比率を「4:1→1:1」に変更

福島県立医科大 [個別]保健科学(理学療法)【前】=総合問題を除外/同(作業療法)【前】=総合問題→小論文

東北農林専門職大 [実施方式]農林業経営=別日程→前期(分離分割方式に参入。共テ=3科目、個別=小論文・面接・本人記載の資料等)

群馬県立女子大 [個別]文(文化情報)【前】=小論文→総合問題

東京都立大 [個別]法【前】・経済経営【前】・理(化学、生命科学)【前】・都市環境【前】・システムデザイン(電気電子工以外)【前】=英語を追加/都市環境(地理環境、都市基盤環境、建築、環境応用化学)【前】【後】・システムデザイン(情報科学、航空宇宙システム工、インダストリアルアート)【前】【後】・健康福祉【前】=「英語外部検定と共テ外国語のどちらか高得点を利用」を追加/人文社会(人文)【後】=小論文を追加

神奈川県立保健福祉大 [個別]保健福祉(リハビリテーション)【前】=総合問題を追加

横浜市立大 [実施方式]医(看護)【前】=B方式(共テ3科目)を導入

新潟県立看護大 [共テ]看護【前】【後】=数学2→1科目

都留文科大 [共テ]文(英文)【前】=5科目型を廃止。[個別]教養(国際教育)【中】=小論文→英語

山梨県立大 [個別]看護【前】【後】=小論文を除外

長野県立大 [個別]グローバルマネジメント【中】=小論文→課さない

静岡県立大 [個別]経営情報【前】=「数学・英語から1」→数学・英語、数学の出題範囲によって文系型(I II A B C)、理系型(I II III A B C)に分割/食品栄養科学(栄養生命科学、環境生命科学)【後】=小論文→面接

静岡県立農林環境専門職大 静岡県立農林環境専門職大 [共テ]生産環境経営【前】=外国語を追加

愛知県立芸術大 [個別]音楽(作曲=音楽学)【後】=外国語を除外

滋賀県立大 [個別]環境科学(環境生態)【前】=数学・理科→小論文/同(環境建築デザイン)【前】=理科・英語を除外/同(生物資源管理)【前】【後】=理科2科目→グループ面接/同(環境生態)後=理科2科目→小論文/同(環境政策・計画)【後】=総合問題→小論文/工(材料化学、機械システム工)【前】【後】、同(電子システム工)【後】=理科を除外/同(電子システム工)【前】=英語を除外/人間看護【前】=英語→グループ面接

神戸市外国語大 [個別]外国語【後】、外国語2部【後】=小論文→課さない

岡山県立大 [共テ]情報工【前】【中】・保健福祉【前】【後】・デザイン【前】=英語のR・Lの配点比率を「4:1→1:1」に変更。[個別]保健福祉(看護)【前】=集団面接→個人面接

新見公立大 [個別]健康科学(健康保育)【前】=小論文を除外

尾道市立大 [共テ]芸術文化(美術)【前】【後】=英語にリスニングを追加。[個別]芸術文化(日本文)【前】【後】=「高校入学以降の主体的な取り組み」申請書(任意提出)の加点枠(10点)を追加

広島市立大 [共テ]情報科学【前】=国語を除外/同【後】=理科を除外。[個別]情報科学【後】=数学→情報I

高知工科大 [個別]情報学群【後】、システム工学群【後】、理工学群【後】=数学→課さない/経済・マネジメント学群【後】=「数学・英語から1」→課さない

北九州市立大 [実施方式]経済【前】【後】=学科別募集(経済、経営情報)を学部一括募集に移行。[個別]法【前】=学外試験場(広島)を廃止

名桜大 [個別]人間健康(看護、健康情報)【前】=総合問題→小論文


●推薦型・総合型の変更

旭川医科大 医(医)の総合型で「国際医療人特別選抜」を廃止

帯広畜産大 畜産(畜産科学)で共テ課す総合型を新規実施。また、共テ免除のC推薦(児童養護施設推薦)を新規実施(学費免除、奨学金給付)

弘前大 教育(学校教育=中学校技術)で共テ免除総合型を新規実施/教育(学校教育=特別支援教育)、農学生命科学(生物、分子生命科学)で総合型を「共テ課す→免除」に移行

岩手大 理工で共テ課す総合型を廃止

山形大 地域教育文化(児童教育)で共テ課す推薦型「山形県小学校教員希望枠」を新規実施/理の総合型を「共テ課す→免除」に移行/工で共テ課す総合型を廃止

福島大 理工学群の推薦型を「共テ免除→課す」に移行し、総合型に「理系教育女性人材育成枠」を新設

茨城大 工(機械システム工、電気電子システム工、情報工)の推薦型で女子枠を新設/理(総合理学)で総合型を廃止

宇都宮大 農(森林科学)で共テ課す推薦型を廃止

埼玉大 教育の推薦型で「地域枠」を新設

千葉大 情報・データサイエンスで総合型を廃止し、推薦型(30人)を新規実施(うち、女子枠15人を新設)/教育(小中専門=家庭科)で共テ免除総合型を新規実施

電気通信大 情報理工学域(I類)の推薦型・総合型で選考方法にCBT(コンピュータを用いる試験)を導入

東京大 推薦型の出願資格を「浪人可→1浪まで可」に限定

東京学芸大 教育(生涯スポーツ)で「スーパーアスリート推薦」を廃止

東京工業大 理学院・工学院で総合型に「女子枠」を新設/理学院で推薦型を廃止し、総合型(一般枠)に移行/工学院で総合型の一般枠を募集人員減(34人→17人)

横浜国立大 理工(数物・電子情報系=電子情報システム)で共テ課す推薦型を新規実施

新潟大 工で総合型を27人→57人に募集人員増、共テ免除推薦型を55人→25人に削減

信州大 教育(現代教育、国語教育、心理支援教育、特別支援教育)で共テ免除総合型を新規実施、同(ものづくり・技術教育)で共テ課す推薦型→共テ免除総合型に移行

富山大 都市デザイン(材料デザイン工)で共テ課す総合型を廃止

福井大 教育(実技型音楽)で推薦型を「共テ課す→免除」に移行

名古屋大 理で総合型を新規実施(学科別に、共テ課す=数理、物理、地球惑星科学/共テ免除=化学、生命理)し、共テ課す推薦型を50人→30人に削減、面接選考を廃止/工の共テ課す推薦型で女子枠を「実施学科2→4(化学生命工、機械・航空宇宙工で新規実施)」に拡大

京都大 法で特色入試を「一般後期→推薦型」へ移行

鳥取大 工で共テ課す総合型を導入

島根大 教育・人間科学で総合型を「共テ課す→免除」に移行

長崎大 工・情報データ科学の推薦型または総合型に女子枠を新設/環境科学で共テ課す推薦型(普通科等以外)を総合型に移行

宮崎大 工で共テ免除推薦型を新規実施(女子枠も新設)し、総合型を40人→12人に削減/農で共テ課す総合型を新規実施

鹿児島大 法文で共テ免除推薦型を新規実施。一方、同(地域社会・経済)の共テ課す推薦型で商業科・総合学科対象を、同(心理学)で総合型(自己推薦型)を廃止/理(数理情報科学、物理・宇宙)で総合型(AO型)を共テ課す推薦型に移行/理で総合型(自己推薦型)を「プログラム別→学部一括募集」に移行

公立はこだて未来大 システム情報科学の推薦型で指定校枠を廃止し、「はこだて枠」を新規実施

東京都立大 システムデザイン(情報科学)で、共テ課す総合型の「情報I・II利用入試」を新規実施

山梨県立大 人間福祉(人間形成)で共テ免除総合型を新規実施

奈良県立大 地域創造で総合型を新規実施

新見公立大 健康科学(健康保育)で共テ免除総合型を新規実施

高知工科大 推薦型で「特待生区分」を廃止/システム工学群で推薦型を廃止


この記事は「螢雪時代(2024年5月号)」より転載いたしました。

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