入試動向分析

2012年の国公立大入試はこう変わる!
 【2011年10月】

センター試験の地歴・公民、理科の成績は、国立大のほぼ全部、公立大の5割超で「第1解答科目」を利用!

国公立大の入試概要をまとめた『選抜要項』が全て出そろった。2012年度の国公立大入試がどう変わるのか、募集人員や科目の増減など、志望動向や難易変動に影響しそうなポイントを紹介する。「螢雪時代2011年10月号」付録『国公立大学入試科目・配点一覧』とあわせ、出願校決定の参考にしてほしい。特に、センター試験における地歴・公民、理科の2科目受験者の成績利用方法には要注意だ。

※この記事は『螢雪時代・2011年10月号』の特集より転載。(一部、webでの掲載にあたり、加筆・変更を施した)

東京外国語大・山梨大・大阪府立大で全学的改組。滋賀大・奈良教育大で教員養成課程を拡大。難関大で後期を縮小

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国公立大の2012年入試では、センター試験(以下、セ試)の地歴・公民、理科の成績利用方法が様変わりする。一般選抜では、全体的にセ試の負担減と個別試験(以下、2次)の負担増が目立つ。この他、東京外国語大・山梨大・大阪府立大の全学的な改組、滋賀大・奈良教育大の教員養成課程拡大、東京工業大‐第2~6類の後期廃止とAO入試導入などが注目される。

国公立大の2012年(以下、12年。他の年度も同様)入試「選抜要項」から、11年に比べ大きく変更されたポイントを、募集人員の多い日程(おもに前期日程)を中心に紹介する。また、「螢雪時代10月号」では、各大学の学部単位の募集人員(一部学科を含む)を日程別・系統別に分け、一覧表にして掲載した。


(1)セ試の成績利用方法に変化
 セ試で地歴・公民、理科を2科目受験する場合、最初に解答する科目が「第1解答科目」、次が「第2解答科目」となる。試験時間は各科目60分で解答し、第1・第2の間に10分間、答案回収等の時間(休憩時間ではない)が設けられる。2科目受験者が1科目判定の学部等に出願する場合、2つの試験時間を使って実質的に1科目を解答するのを防ぐため、従来の「高得点科目」ではなく、基本的に「第1解答科目を判定に利用」する大学が、国立のほぼ全部、公立の5割超を占めることが判明した。
 表1に、各大学においてセ試で地歴・公民、理科を1科目課す学部等に対し、2科目受験した場合の成績利用方法について、8月末現在の指定状況を大学単位で簡略にまとめた。
 第1解答科目で判定する大学でも、複数教科から複数科目を選択する場合、例えば「地歴・公民、理科から3科目選択」では、それぞれの第1解答科目、さらに「第2解答科目から高得点の1科目」の計3科目で判定するなど、第2解答科目や高得点方式を併用している。ただし、その場合も、あくまで第1解答科目の利用が前提だ。
 また、第1解答科目が学部等の指定した科目でない場合は、第2解答科目が指定科目であっても利用されず、「0点」とされたり「無資格」とされたりするので、要注意だ。
 くわしくは、各大学のホームページや、今後発表される募集要項で必ず確認すること。また、今後も変更される可能性があるので、ホームページ等をこまめにチェックしたい。

表1 国公立大 2012年センター試験の地歴・公民、理科2科目受験者の成績利用方法(8月中旬現在)

(2)全学規模の改組が相次ぐ
 東京外国語大が1→2学部(外国語→言語文化・国際社会)に改編。山梨大で「生命環境学部」を増設、教育人間科学・工を定員減。大阪府立大で「7学部28学科→4学域13学類」に改編する。また、滋賀大‐教育、奈良教育大の教員養成課程拡大や、山口大・鹿児島大が共同で設置する「共同獣医学部」なども注目される。

(3)難関~準難関校で後期縮小
 東京外国語大‐言語文化(推薦を導入)、東京工業大‐第2~6類(AOを導入)、大阪大‐工、神戸大‐経営(推薦を導入)など、難関~準難関校の後期廃止が目立つ。一方、地方国公立大では、推薦・AOから一般入試へ募集人員を移行する傾向も見られる。

(4)一般入試では2次負担増が目立つ
 セ試で理科が3科目選択不可となり、京都大など6大学の医学科で「理科3→2科目」とするのをはじめ、セ試の科目数を軽減する傾向がみられる。一方、2次については「課さない→課す」に転換、科目数を増加、小論文や面接を学科試験に切り替える、など負担増が目につく。

(5)東日本大震災の被災者への対応
被災者を対象に、東北大・宮城教育大・宇都宮大で12年入試に限り受験料免除の特別措置を、岩手県立大・高崎経済大で特別選抜(合格者には学費等の減免措置あり)を実施する。また、福島大では12年度の入試を全て(一般・推薦・AOなど)、全受験生を対象に受験料を免除する。

(文責/小林)

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エリア別/国公立大学・2012年入試情報

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【変更点の見方】
以下の文中、学部・学科名は略称とし「学部(学科)」と記載。前期日程=【前】、後期日程=【後】、公立大中期日程=【中】、[昼]=昼間主コース、[夜]=夜間主コース、セ試=センター試験、2次=個別学力検査等、セ試を課さない推薦=セ試免除推薦、セ試を課す推薦=セ試課す推薦、AO入試=AO、と略記。変更点は「11年→12年」で表記。誌面の都合上、学科(専攻など)単位の小規模な変更や、ほぼ前年と変更のない大学は、原則として割愛。

北海道・東北


秋田大‐教育文化が東京に学外試験場を新設!

●旭川医科大
 医(医)【前】【後】のセ試を8→7科目(理科3→2科目)に軽減、同【後】の2次を総合問題→理科2科目に変更。
●帯広畜産大
 獣医学課程を、北海道大‐獣医と共同で教育を実施する「共同獣医学課程」に改組する予定。
●北海道大
 (1)医(保健=看護)【前】の2次で、理科(2科目)の生物を「選択→必須」に変更。/(2)文【後】の配点を「セ試280点→300点、2次280点→200点」と、均等からセ試重視に変更。/(3)農で学科名称を変更(農業工→生物環境工)する予定。
●岩手大
 (1)農(獣医学課程)を、東京農工大との共同教育課程である「共同獣医学科」に改組する予定。/(2)教育(学校教育コース)でA推薦(セ試免除)を11人→21人に増員し、【後】40人→30人に削減。/(3)工【後】で2次を「面接→数学・理科」に変更し、学外試験場を名古屋に増設。
●宮城教育大
 
教育(特別支援教育)で後期を廃止し、【前】24人→40人(文系型・理系型各12人→20人)に増員。
●秋田大
 
(1)教育文化【前】で学外試験場を東京に新設。/(2)医(医)【前】でセ試900点→550点(2次400点)、同【後】でセ試900点→700点(2次300点)と配点を変更し、2次の配点比率を高めた。
●山形大
 (1)地域教育文化(地域教育)で【前】50人→55人、【後】10人→13人に増員し、セ試免除推薦を20人→12人に削減。/(2)工[フレックス]で居住地訪問AOを5人→10人に増員し、【前】35人→30人に削減。/(3)医(看護)【前】の2次で「小論文→英語・面接」に変更。/(4)医(医)【前】で2次の配点を800点→600点に下げ(セ試900点)、セ試の比率を高めた。
●岩手県立大
 (1)社会福祉で【後】14人→10人、AO8人→4人に削減し、推薦に全国枠(8人)を新設。/(2)ソフトウェア情報で前期A(セ試免除)を40人→20人に削減、前期B40人→50人、後期10人→20人に増員。/(3)看護でセ試免除AOを廃止。/(4)社会福祉【後】でセ試を7→3科目に軽減、2次を総合問題→小論文に変更し、合否判定方式を「セ試の基準点以上の者を対象に2次のみで判定」から「セ試・2次の総合点」に変更(2段階選抜を廃止)。/(5)看護【前】で2次を「総合問題→小論文・面接」に変更。/(6)ソフトウェア情報で前期Aの2次に数学を追加、前期Bの2次を「総合思考力試験II→数学」に変更。/(7)県内の東日本大震災の被災者対象に「震災特別選抜」を新規実施。全4学部で実施し、募集人員は各若干名。合格者は入学金と授業料(前期分)等を免除される。
●国際教養大
 年間の授業料を535,800円→696,000円に増額。
●福島県立医科大
 看護で定員増(80人→84人)を予定。【前】45人→40人に削減し、推薦を25人→30人に増員。


関東・甲信越


東京工業大‐第2~6類で後期を廃止、AOを導入
●茨城大
 (1)教育(学校理科、環境)【前】の2次で小論文→数学に変更。/(2)農【前】の2次で、生物生産科学・地域環境科学は面接を、資源生物科学は小論文を理科に変更。/(3)農【後】の2次で調査書点数化を廃止。/(4)工[昼]【後】で出願学科の第2志望制を導入。
●筑波大
 (1)国際総合学類で【前】40人→48人に増員、【後】16人→8人に削減。/(2)医学類で【前】61人→58人に削減し、地域枠推薦を7人→9人に増員。/(3)日本語・日本文化学類【前】で、2段階選抜の予告倍率を緩和(募集人員の約4倍→約7倍。以下、「募集人員」を略)。
●群馬大
 教育(学校理科)【前】の2次で理科を2→1科目に軽減。
●埼玉大
 (1)工の募集人員を、【前】186人→194人に増員、セ試免除推薦30人→22人に削減(環境共生学科で廃止)。/(2)経済[昼]【前】の一般枠で、2次を「国語・数学・外国語必須→2科目選択」に軽減。
●千葉大
 (1)理(地球科学)【前】【後】でセ試を6→7科目に増加。/(2)医【前】で、2次の理科を1→2科目に増加。/(3)工【前】の2次で理科1→2科目(デザイン学科は「物理・造形から1→理科・専門適性検査」)に増加。
●東京外国語大
 外国語学部を「言語文化・国際社会」2学部へ改編予定。両学部とも、学生は27言語とそれに対応する「地域」で編成された教育組織に所属し、1・2年次は共通カリキュラム「世界教養プログラム」で学び、3年次以降は各学部3コースの専門領域を分かれる。募集人員は、言語文化が「【前】343人、セ試課す推薦12人(新規実施)」、国際社会が「【前】256人、【後】104人」。募集単位は、言語文化が27言語、国際社会は2学類16地域。
東京工業大の募集人員の変更 ●東京農工大
 農(獣医)を、岩手大との共同教育課程である「共同獣医学科」に改組する予定。
●東京工業大
 (1)第2~6類で後期を廃止、セ試課すAOを導入。第1類でセ試免除AOを廃止、セ試課す推薦を導入。全学で前期の募集枠を拡大し、第7類【後】を減員(表2を参照)。/(2)第1~7類【前】で、セ試の点数化を廃止(合否判定に利用しない)し、2段階選抜も廃止。ただし、基準点(950点満点の場合600点以上)を設けた。/(3)第7類【後】でセ試を5→7科目に増加、2次を「数学・化学・外国語・小論文→総合問題」に軽減。
●新潟大
 経済【前】【後】のセ試で「地歴・公民2科目、理1科目」と「地歴・公民1科目、理2科目」の2パターンによる判定方式を導入。
山梨大学の学部増設・改組 ●山梨大
 生命環境学部を新設予定(定員130人:【前】110人・【後】20人)。4学科で構成される(図を参照)。これに伴い、工が定員減(440人→365人)。教育人間科学でも2課程を廃止し、定員を削減(200人→145人)するが、学校教育課程は「【前】57人→78人、【後】25人→28人、一般推薦17人→18人」に拡大される。
●信州大
 (1)教育で学部改組を予定。募集単位を「専攻→課程・コース」に変更、学校教育教員養成課程を「7専攻→11コース」に再編。課程別の定員も「学校教育210人→220人、生涯スポーツ30人→25人、教育カウンセリング20人→15人」に変更。/(2)繊維学部を3→4学系に改組(機械・ロボット学系を新設)。応用生物学系を【前】【後】各30人→20人、推薦15人→10人に削減。/(3)繊維【前】で配点をセ試800点→500点、2次100点→200点に変更、2次の比率を高めた。また、2次を「面接→理科」に変更、学外試験場を名古屋に新設。/(4)理(生物科学)【後】でセ試を6→7科目に増加。/(5)工(情報工)【前】の2次で「口述試問→数学・物理」に変更。
●高崎経済大
 「東日本大震災被災者支援特別推薦」を新規実施。全5学科で実施し、募集人員は各若干名。合格者は入学金と授業料(2年間)等を免除される。
●前橋工科大
 (1)工[昼]で編入学定員を廃止、【前】148人→152人、【後】47人→48人に増員。(2)工[夜]で一般前期(3人)を新規実施、セ試免除推薦を15人→12人に削減。
●埼玉県立大
 保健医療福祉(健康開発)で【前】46人→55人、推薦40人→44人に増員し、【後】14人→11人に削減。
●横浜市立大
 医(看護)で【前】80人→70人に削減し、指定校推薦10人→20人に増員。

関西


大阪大‐工、神戸大‐経営で後期日程を廃止

●滋賀大
 
教育で情報教育課程を廃止、環境教育課程を縮小(定員30人→20人)、教員養成課程を拡大する(同180人→220人)。募集人員は、教員養成課程が「【前】97人→122人、【後】26人→30人、推薦57人→68人」に増加、環境教育課程が「【前】18人→12人、【後】6人→4人、推薦6人→4人」に削減される。
●滋賀医科大
 医(医)で【前】80人→75人に削減、セ試課す推薦を20人→25人(県内枠8人→13人)に増員。
●京都大
 (1)経済(一般・論文)【前】でセ試を6→7科目に増加する一方、同(理系)【前】で7→6科目に軽減。/(2)医(医)【前】でセ試を8→7科目(理科3→2科目)に軽減し、2次から英語聞き取りテストを除外。/(3)工【前】の2次で、理科2科目を「物理・化学必須」に統一。また、物理工・電気電子工・情報の3学科で配点B方式(数学・理科重視)を廃止。/(4)総合人間【前】で、2段階選抜の予告倍率を約4倍→約3.5倍に引き締める。
●大阪大
 (1)工で後期を廃止し、【前】654人→820人に増員。2段階選抜の予告倍率を「約4倍→約3倍」に引き締める。(2)工【前】で3パターンの配点による合否判定方式を導入。まず配点A(セ試350点・2次650点の合計)で高得点順に各学科募集人員の70%を合格とする。次に配点B(2次1,000点。「数学450点・理科300点」「数学300点・理科450点」の2パターンのうち高得点の方)の高得点順に残りの30%を合格とする(セ試の素点合計点が、配点Aによる合格者の素点合計最低点の70%以上の者が対象)。/(3)外国語【前】で、2次の地歴の選択から日本史B・地理Bを除外。/(4)文【前】のセ試で配点を変更。地歴・公民を50点→60点に高め、理科を50点→40点に下げた。
●大阪教育大
 教育(保健体育)【前】【後】で、セ試を7→5科目に軽減。
●神戸大
 経営で後期を廃止し、【前】210人→220人に増員、セ試課す推薦(40人)を導入。
●奈良教育大
 「総合教育課程」を廃止し、教員養成課程を定員増(180人→255人)。同課程を教育発達・教科教育・伝統文化教育の3専攻に再編し、一般入試の募集枠を【前】118人→163人、【後】20人→50人に拡大。
●滋賀県立大
表3 大阪府立大 学域・学類制導入後の募集人員  (1)人間文化に「国際コミュニケーション学科」を増設予定(募集人員=【前】25人、【後】15人、推薦10人)。一方、人間文化(地域文化)を募集人員減(【前】35人→30人、【後】21人→18人、推薦14人→12人)。/(2)人間看護【前】【後】でセ試を5→6科目に増加し、2次では「前期=小論文→英語に変更、後期=小論文を除外」。/(3)環境科学(環境生態)【後】で、セ試を5→6科目に増加し、2次を「理科1科目・総合問題→理科2科目」に変更。/(4)工で専門・総合学科推薦を導入する。
●大阪市立大
 商【前】で2次の配点を、国語150点→160点、数学150点→170点、外国語200点→170点に変更。
●大阪府立大

 7学部28学科を「4学域13学類」に改編する。学域・学類【後】との募集人員は、表3を参照。
●神戸市看護大
 【前】50人→60人、セ試免除推薦15人→20人に増員(3年次編入学を削減)。
●奈良県立医科大
 (1)医(看護)でセ試免除推薦25人→30人に増員(3年次編入学を削減)。(2)医(医)【前】【後】で、セ試を8→7科目(理科3→2科目)に軽減。

中国・四国


高知大で学部横断型の「土佐さきがけプログラム」を新設!

●鳥取大
 (1)医(生命科学)で後期(4人)を新規実施、【前】32人→28人に削減し、同【前】の2次に数学・外国語を追加。/(2)農(獣医)でセ試課す推薦(5人)を導入し、【前】28人→25人、【後】5人→3人に削減。
●島根大
 (1)教育で心理・臨床専攻を廃止し、他の10専攻に所属しながら学ぶ「臨床心理特別副専攻」を新設。/(2)総合理工で理工特別コースAO(セ試課す:10人)を導入。学部全体では、【前】215人→212人、セ試免除推薦65人→61人、セ試課す推薦40人→37人に削減。/(3)医(看護)【前】【後】で、2次の調査書点数化を廃止。/(4)生物資源科学(生物科学)【後】でセ試を7→5科目に軽減し、2次に面接を追加。
●岡山大
 (1)工(機械システム系)で【前】100人→92人に削減、【後】12人→20人に増員。/(2)経済[夜]【前】で、2次を「国語→外国語」に変更。
●広島大
 (1)経済[夜]でセ試課すAOを25人→15人に削減し、【前】20人→27人、【後】5人→8人に増員。/(2)医(医)で【前】70人→75人に増員、【後】27人→22人に削減し、同【前】で2段階選抜を新規実施(予告倍率=10倍)。/(3)理(物理科学)でAO総合評価方式Ⅲ型を廃止、【前】33人→36人、【後】18人→20人に増員。
●山口大
 (1)医(医)【前】の山口県枠(2人)を推薦(山口県枠7人→9人)に移行。/(2)工学部全体でセ試課す推薦を65人→55人に削減、【前】323人→324人、【後】96人→105人に増員。/(3)教育(国際文化)でセ試免除推薦を廃止。/(4)農(獣医)を改組し、鹿児島大と共同で教育課程を実施する「共同獣医学部」を新設予定。
●香川大
 (1)工【前】の2次で、選択教科の数学の出題範囲に数Cを追加/(2)農【後】の2次に面接を追加。/(3)経済【前】で学外試験場を廃止。/(4)医(医)【前】で2段階選抜の予告倍率を「6倍→約5倍」に引き締める。
●愛媛大
 教育(学校教育=保体以外)【前】の2次で、選択教科に理科を追加。
●高知大
 (1)学部・学科横断型の教育システム「土佐さきがけプログラム」を新設。国際人材育成コース(10人:AO入試で選考)、グリーンサイエンス人材育成コース(5人:セ試課す推薦で選考)、スポーツ人材育成コース(人文・教育・理のセ試免除推薦合格者の副専攻)が用意される。/(2)医(医)【前】で地域枠を拡大(7人→10人)。2次を「問題解決能力試験→数学・理科」に、配点をセ試900点→950点、2次400点→800点と変更し、2次比率を高めた。また、2段階選抜の予告倍率を「6倍→5倍」に引き締める。/(3)医(看護)【後】で2次から総合問題を除外。
●鳥取環境大
 12年4月から「私立→公立」に移行し、環境情報学部を2学部(環境・経営)に改編する予定。
●島根県立大
 短大部看護学科を改組し「看護学部」を増設予定。募集人員は「前期35人、推薦40人」。
●新見公立大
 看護【前】【後】でセ試を6→5科目に軽減。
●広島市立大
  情報科学に「医用情報科学科」を増設予定。
●山口県立大
 看護栄養(栄養)【前】で、セ試を7→6科目に軽減。

九州


九州大・佐賀大・長崎大の医学科でセ試8→7科目に軽減

●九州大
 (1)医(生命科学)で後期を廃止、【前】8人→12人に増員。/(2)医(医)【前】【後】でセ試を8→7科目(理科3→2科目)に軽減し、同【後】の2次に数学を追加。/(3)経済(経済工)【後】でセ試を4→6科目に増加、同【前】の2次に国語を追加。/(4)理(数学)【後】を一般枠A・B(各4人)に分割。Aは2次が数学、Bは2次が数学・英語。
●福岡教育大
 (1)教育(初等家庭・中等技術)でセ試免除推薦を廃止。/(2)教育(特別支援教育)でセ試免除推薦10人→5人に削減、【前】30人→35人に増員。/(3)教育(国際共生教育)【前】でセ試を3→7科目に増加。
●佐賀大
 医(医)【前】【後】で、セ試を8→7科目(理科3→2科目)に軽減。ただし前期は、セ試が物理・化学必須で、2次の総合問題に生物を含む。
●長崎大
 (1)医(医)【前】でセ試を8→7科目(理科3→2科目)に軽減し、2段階選抜の予告倍率を約6倍→約5倍に引き締める。/(2)医(保健)【前】【後】でセ試を7→6科目に軽減し、同【前】の2次から理科を除外。/(3)工【後】の2次で「面接→総合問題」に変更。
●宮崎大
 (1)工を改組(6→7学科)し、学部全体の募集人員を変更。【前】185人→222人に増員、セ試課す推薦(16人)を導入し、【後】89人→74人、セ試免除推薦96人→58人に削減。/(2)農(海洋生物環境)【後】で、セ試を7→6科目に軽減し、2次の理科の選択に物理I・IIを追加。/(3)教育文化(中学社会)【前】で、2次を1→2教科(国語・数学・外国語から選択)に増加。
●鹿児島大
 (1)農(獣医)を改組し、山口大と共同で教育課程を実施する「共同獣医学部」を新設予定。また、セ試課す推薦を導入。/(2)理【後】の2次に面接を追加。
●琉球大
 (1)法文(人間科学=人間行動)でセ試課すAOを廃止し、同【後】の2次に面接を追加/(2)観光産業科学(産業経営)[昼・夜]【後】で2次の小論文を廃止。
●北九州市立大
 外国語(英米)でセ試免除AO(10人)を導入し、地域推薦を17人→7人に削減。
●長崎県立大
 看護栄養(看護)【前】【後】の2次で面接を新たに点数化。
●熊本県立大
 環境共生【前】で、2次の英語からリスニングを除外。また、環境資源・居住環境2学科の2次で、選択科目を2→1科目に軽減、数学を選択から除外。
●名桜大
 
(1)人間健康(看護)で【前】40人→45人に増員、推薦35人→30人に削減。/(2)人間健康(看護)【前】【後】でセ試を3教科3科目→5教科5科目に増加し、同【前】の2次で小論文を廃止。/(3)人間健康(スポーツ健康)【前】で2次を「課さない→論文型(小論文・面接)、スポーツ型(実技・面接)」に変更。/(4)国際学群【後】の2次で面接を廃止。

(文責/小林)
この記事は「螢雪時代(2011年10月号)」より転載いたしました。

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