入試動向分析

国公立大&私立大 2007年入試結果分析
 【2007年6月】

国立大難関校は少数激戦、私立ブランド校は難化!

各大学から、19年入試結果のデータが続々と発表されている。今月は、国公立大・私立大ともに、難易の変化を測る物差しとなる倍率の変化と、受験生がクリアすべき目標となる「合格最低点・平均点」について見ていこう。さらに、20年入試の変更点など、最新情報も引き続きお届けする。

※この記事は『螢雪時代・2007年6月号』の特集より転載。(一部、webでの掲載にあたり、加筆・変更を施した)

<今年の国公立大の合格状況は?>
東京大・京都大は高嶺安定。教員養成系が大幅易化か。
東大前期の合格ラインは59~72%

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国公立大全体の倍率(志願者÷合格者)は、18年4.1倍→19年4.0倍とわずかなダウンに留まり、難易レベルはほぼ18年並みだったようだ。東京大・京都大は例年通り少数激戦だったが、教員養成系、医療・看護系などは易化した模様。


京都大は理系の数学が難化、東北大・工・農はやや易化

志願者・合格者動向全国の国公立大学に対し、平成19年一般入試の合格状況について月刊誌「螢雪時代」で調査したところ、全体の志願者数3%減に対し、合格者数は1%減となった。3月末現在の集計で、この時点では受験者数が未発表の大学もあり、ここでは「志願者数÷合格者数」の倍率(以下、すべて同じ)で比較すると、18年4.1倍→19年4.0倍とわずかなダウンに留まった。これを見る限り、全体の難易レベルはほぼ18年並みだったといえそうだ。
 日程別にみると(グラフ2)、後期日程は廃止や募集枠縮小により志願者・合格者とも6%減少しているため、倍率はほぼ前年並み。一方、募集枠が拡大した前期は、志願者2%減に対し、合格者は1%増えたものの、倍率ダウンはやはり小幅(2.9倍→2.8倍)に留まった。
 地区別にみると(グラフ1)、関西地区で志願者指数と合格者指数の差が大きいが、これは京都大の「前期集中化」の影響といえる。
 京都大の場合、医(保健)を除く全学で後期を廃止し、前期の募集人員を増やした(2,498人→2,819人:13%増)が、その割に志願者が集まらず(2%増に留まる)、倍率は前期全体で2.9倍→2.5倍とダウンした。といっても易しくなったわけではない。駿台予備学校の利倉和彦課長によると「後期の廃止で“記念受験”的な層が抜けただけで、かえって少数激戦化しました。特に理系学部向けの数学は、分量も難問も増え、従来以上の実力が要求されています。特に行列や関数方程式で点差がつきました」とのことで、難関ぶりは変わらないようだ。
 同じく「前期集中化」した名古屋大では、後期を廃止した学部のうち、大幅に倍率ダウンした法(前期)・情報文化(前期)・工(前期) がやや易化し、一方で後期を残した文(後期)・理(後期) は難化した模様。また、東北大でも、後期を廃止した学部のうち、工(前期)・農(前期) は比較的入りやすく、後期を残した理(後期) は難化したようだ。
 学部系統別(グラフ3)に見ると、志願者大幅減の教員養成系統で、合格者数をやや抑えたものの、倍率は大幅にダウン(4.3倍→3.8倍)し、軒並み易化した模様。また、やはり志願者減の文・教育・教養(4.3倍→4.1倍)、医療・看護(4.2倍→4.0倍)も、やや易化したとみられる。


「合格最低点」より確実な「合格平均点」を目標に!

志望校選びや目標設定の指針となるのが、合格者の最高点・最低点・平均点という「合格者データ」。学部・学科や日程・方式など、募集単位別に公表されることが多い。国公立大では「セ試+2次」の総合点だけを公表するケースと、セ試と2次のそれぞれを詳細に発表するケースがある。
 合格最高点は、文字通り全合格者中の最高得点。合格最低点は合否の分かれ目になる、いわゆる「ボーダーライン」。そして合格平均点は、総じて最低点より得点率にして5~10%高い。
 別に満点を取る必要はなく、ボーダーラインぎりぎりでも合格には違いないので、合格最低点はまさに「最低目標」として重要なデータといえる。ただし、確実に合格を目指すには、「合格者平均点」のレベルまで学力アップしておくことが望まれる。一般的に、合格者の平均は、セ試で70%台、2次で60%台の学部・学科が多い。


東京大の前期は英語が難化、理Iで第1段階ラインがアップ

19年入試の合格者データのうち、東京大と金沢大のケースを紹介しよう。
 下に掲載した表1は、東京大の合格ラインである。第1段階選抜と、第2段階(つまり最終)選抜に分けて掲載した。このうち、前期日程について見てみよう。
 まず、第1段階選抜は全科類で実施し、不合格者は1,497人。第1段階の合格ラインは、文I76.7%(前年比-2.6ポイント<以下、p>)、文II77.2%(-3.0p)、文III80.0%(-2.1p)、理I80.7%(+0.6p)、理II76.8%(-4.6p)、理III82.8%(-5.8p)となった。理I以外は低下したが、ほぼセンター試験(以下、セ試)の平均点ダウンに見合った低下といえる。最終合格を考えると、セ試で確実に9割前後は取っておきたいところだ。なお、理Iは志願者11%増の影響とみられる。
 次に第2段階(セ試+2次)選抜のデータを見てみよう。東京大の前期日程は、セ試は900点を110点に圧縮、2次440点の計550点満点で、2次の試験教科・配点は、文系が「国語・地歴・外国語各120点、数学80点」、理系が「数学・理科・外国語各120点、国語80点」。最終合格ラインは、文I62.7%(前年比-0.9p)、文II60.2%(-0.5p)、文III58.7%(-1.2p)、理I56.5%(-2.5p)、理II55.4%(-3.3p)、理III70.1%(-1.7p)と全体的に下がった。
 駿台予備学校の利倉課長によると「出題形式が一部変わり、英語がやや難化した影響でしょう」とのこと。また、理系は化学も難化し、例年通りハイレベルの激戦だったようだ。

19年入試 東京大の合格ライン


金沢大の合格平均は文系70%、理工系63%、医療系76%

次に、金沢大前期日程の合格者データ(セ試・2次・総合点の最低点・平均点)を示した(下に掲載の表2)。
 総合点を得点率(%)に換算し、各学部を分野別にまとめて平均すると、文系(文・教育・法・経済)で「最低66%・平均70%」、理工系(理・工)で「最低58%・平均63%」、医療系(医・薬)で「最低72%・平均76%」となった。合格するには、医療系で8割程度、文系で7割程度、理工系でも6割程度の得点が要求されるのだ。
 また、合格者平均点をセ試・2次の別に、分野別で平均すると「文系=セ試74%・2次64%、理工系=セ試73%・2次54%、医療系=セ試79%・2次70%」となった。マーク式のセ試に比べ、記述式の2次の方が得点しにくいことがわかる。
 このうち、配点がセ試重視の「文学部史学科」と、2次重視の「工学部機能機械工学科」についてみていこう(下に掲載のグラフ4・5)。
 文(史学)(前期) の科目・配点は、セ試が6教科7科目(国語・外国語各200点、地歴・公民・数学・理科各100点)の計800点、2次が国語・外国語各300点の計600点で総計1,400点。セ試では、合格者は577.2点~668.4点(得点率72%~84%)に分布、平均は78%でほぼ中間となる。最高・最低の差は91.2点(12p)。2次では285.0点~420.0点(同48~70%)に分布し、平均は56%で、最高・最低の差は135点(22p)。配点の小さい2次の方が、セ試に比べて最高・最低の得点差が大きかったことに注意したい。
 工(機能機械工)(前期) の科目・配点は、セ試が5教科7科目(国語・数学・理科・外国語各100点、「地歴・公民から1」50点)の計450点、2次が数学250点、物理・英語各200点の計650点で、総計1,100点。文(史学)に比べ2次重視の配点だ。セ試では、合格者は292.5点~377.7点(同65%~84%)に分布、平均は74%で、最高・最低の差は19p。2次では291.0点~428.7点(同45~66%)に分布し、平均は54%で、最高・最低の差は21p。セ試と2次で得点幅にそれほど違いがなく、2次の得点力(特に数学・理科)で合否が決まったことがうかがえる。
 なお、前述の通り、受験生の目標には「合格者平均点」をお勧めする。文(史学)(前期)の場合、総合点から逆算すると、セ試で最低点でも合格するには、2次で341点(57%)が必要。2次が最低点でも合格するには、セ試で633.2点(79%)と、やはり平均以上の得点が必要。最低点をクリアするだけでは、問題のレベルや倍率が上がった場合を考えると、リスクが大きいからだ。

19年入試 金沢大 前期日程合格者の最低点・平均点

19年入試 金沢大学 合格者の得点ゾーン

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<私立大の合格状況を速報!>
“ブランド校”が合格者絞り込む。
早慶や関西大、立命館大など、難関大~中堅上位が倍率アップ

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私立大入試の合格状況をみると、いわゆる“ブランド校”の文系学部の一般入試(各大学の個別試験)が倍率アップ、難化した様子が見て取れる。一方、理系の中堅校以降は合格者を多めに出し倍率ダウン、易化した模様だ。


実質倍率は3.3→3.5倍にアップ。京阪神地区で倍率アップ目立つ

図表私立大一般入試の受験者数・合格者数について、月刊誌「螢雪時代」では5月号に続き調査した。118大学の集計(4月上旬現在)では、受験者は前年比7%増に対し、合格者は1%増に留まり(グラフ6)、実質倍率(受験者÷合格者。以下、倍率)は、全体で18年3.3倍→19年3.5倍にアップした。
 私立大が集中する大都市圏ごとに集計すると、首都圏(4.0倍→4.1倍)に対し、京阪神が3.3倍→3.7倍と大幅にアップ。とくに、京阪神の難関校での倍率アップが目立った。また、入試方式別にみると、一般入試(各大学の個別試験)が受験者6%増に対し、合格者2%減と絞り込み、倍率は3.4倍→3.7倍にアップ。一方で、セ試利用入試は実施学部の増加や募集枠拡大により、受験者・合格者の増加がほぼ同程度で、倍率は3.0倍→3.1倍とほぼ前年並み。
 私立大では国公立大(公立大中期を除く)と異なり、合格者が併願先の他大学にある程度流出することを想定し、正規合格者をかなり多めに出す。一般入試では募集人員の3~5倍程度、セ試利用入試では5~10倍程度の合格者を出すのが普通だ。さらに、入学手続の状況によっては、追加合格者が発表される場合もある。

 ただし、ここ数年は、大都市圏の知名度の高い難関総合大学、いわゆる“ブランド校”では、入学手続率が良好のようだ。そのため、定員の大幅な超過を避けると同時に、入学者の学力レベル維持も考慮し、合格者を抑え目に出す大学も多い。
 おもな大学で、3月入試まで含め、最終的に倍率がアップしたケースの一部を紹介する。

【首都圏】慶應義塾大4.5倍→4.9倍、國學院大4.5倍→4.6倍、明治大4.6倍→5.1倍、立教大5.1倍→5.5倍、早稲田大5.5倍→6.8倍
【京阪神】同志社大3.1倍→3.3倍、立命館大3.4倍→3.7倍、龍谷大3.4倍→4.2倍、関西大4.5倍→5.4倍、近畿大3.1倍→3.4倍
【その他の地区】北海学園大1.7倍→2.5倍、南山大2.8倍→3.0倍、名城大2.0倍→2.3倍


文系は難関~中堅上位が難化、理系は中堅校以降が易化か

グラフ7~9、表4さらに、グラフ7・8で文理別・難易ランク別の志願者・合格者動向(4月中旬現在:駿台予備学校の集計)を見てみよう。この難易ランクはだいたい、Aランクが早慶・上智大・東京理科大や医学部など、Bランクはいわゆる"MARCH"(明治大・青山学院大・立教大・中央大・法政大)や"関関同立"(関西大・関西学院大・同志社大・立命館大)、Cランクが"日東駒専"(日本大・東洋大・駒澤大・専修大)や"産近甲龍"(京都産業大・近畿大・甲南大・龍谷大)などを指す。
 志願者増が合格者増を上回ったり、志願者がほぼ同じでも合格者が減れば倍率は上がる。逆なら倍率は下がり、それが難易レベルの変動につながる。また、志願者・合格者が同程度に増えれば倍率の変動は小さく、難易レベルはほぼ変わらない。
 文系では、A~Cランクが志願者の大幅増に比べ、合格者増は小幅。難関~中堅上位は全体的にやや難化したといえる。
 理系をみると、Aランクが合格者を大幅に減らし、難化した模様。Bランクでも合格者を抑え気味に出したが、C・Dランクでは合格者をかなり多めに出しており、易化したとみられる。特に、Dランクで倍率1倍台の大学・学部が増加したという。


関西学院大の文系学部の合格最低点は6割前後

次に、私立大から発表された「合格ライン」を見ていこう。例年、京阪神地区のデータは他地区に先がけて発表されるため、ここでは関西学院大・同志社大・龍谷大の事例を紹介する。
 合格ラインは、一般には志願者の増減、受験生のレベルの変化、さらに入試問題の難易によって上下するが、大学によっては選択科目間の有利・不利をなくす得点調整を行う場合もある。いずれにせよ、受験生が志望校の「過去問題」にチャレンジする際の目標となる数字だ。
 右に掲載の表4に、関西学院大(文系学部)の一般入試A日程の合格最低点と、その得点率を示した。学部によって異なるが、得点率にして54%~65%の間に分布している。平均すると、例年60%前後が合格最低ラインとして、ほぼ安定している。
 その中で注目されるのは、社会学部の2学科の急下降と、逆に総合政策学部の2学科の急上昇である。合格ラインは、各年度の入試問題の難易に影響されるので一概には言えないが、倍率の急激な変動が合格ラインに影響を与えた好例といえる(社会は倍率急下降、総合政策は急上昇)。



同志社大の科目別データで、多様な合格者像をイメージ

図表同志社大では、総合点の合格ラインに加え、合格者の科目別の最高・最低点データも公表している。表3に、文系学部共通の「全学部日程」(2月4日実施)と、工学部A方式(2月5日実施)のデータを示した。さらに、代表例として経済学部の科目別の合格者得点ゾーンをグラフ9に示した(選択者の少ない現代社会、政経は割愛)。
 文系学部の全学部日程では、総合点の合格最低ラインは平均して70%前後。法学部(73.2%)が最も高く、神学部(64.2%)が最も低かった。
 科目別に見ると(極端に低い学部・学科を除く)、英語の最高点は174~194点で全体的に満点に近く、最低点は110~140点である。どんなに不得意でも、得点率にして60~70%は必要だ。国語の最高点は110~145点で得点率は73~97%、最低点は30~50%と幅広く分布している。選択科目(日本史・世界史・数学など)では、最高点は80%~100%、最低点は得点率60~70%前後のケースが多い。同志社大では、全学的に英語の得点力を重視して、例年長文を出題しているため、ある程度ハイレベルな学力が要求される。
 一方、工学部A方式では、総合点の合格最低ラインは、9学科を平均すると60%前後となる。英語の最高点は90%前後だが、最低点は40~50%が多い。数学は、最高点がほぼ満点で、最低点は60~88点の30~44%に分布している。物理・化学・生物は、最高点は80~96%で、最低点は物理37~52%、化学33~44%と比較的低いが、生物は49~57%とやや高い。実質倍率が低いこともあり、文系学部に比べ合格者の得点ゾーンが広いのが特徴といえる。
 このように見てくると、私立大入試(3科目型)では、1科目が得意で、もう1科目がまずまずならば、残りの1科目はやや不得意でも、合格は十分可能であることがわかる。合否はあくまで、3科目の合計点次第なのだ。

図表


ボーダーライン付近に合格者の4割が集中!?

グラフ10最後に、合格ライン付近がいかに激戦となるかを紹介しよう。グラフ10に龍谷大-経済(A日程:スタンダード方式)の、合格ライン付近の上下10点幅の人数分布を示した。同方式の科目・配点は、国語・英語・「世界史B・日本史B・数学から1」の3科目で各100点、計300点の均等配点。19年入試では、受験者数1,890人に対し、合格者434人で実質倍率は4.4倍。合格最低点は300点満点で215点、得点率は約72%だった。
 注目すべきは、最低点を含め上10点幅の部分で、ここに合格者全体の実に41%も集中している。さらに、1点違いで不合格になった受験生が29人もおり、不合格者のうち「最低点マイナス10点」の部分が14%を占めるなど、合格ライン付近には多くの受験生がひしめきあっている。「1点の重み」をしっかり認識し、ふだんの勉強から解答の見直しを習慣づけよう。

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<20年入試の変更点を速報!>
関西学院大で「関学独自方式」を、
高知大・山口県立大・南山大でAO入試を導入

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ここからは4月から掲載してきた特集記事に続き、各大学から発表された20年入試の変更点をお知らせする。国公立大では前期の募集人員増やAO入試・地域枠の導入、私立大では全学部日程入試や一般・セ試併用型の導入など、19年入試と同様の変更が見られる。


【国公立大】埼玉大・経済(前期)で「センター入試枠」を導入。徳島大・医(医)で後期廃止


(1)一般選抜
●埼玉大
 経済学部の前期日程を、従来と同じ試験科目を課す「一般枠」と、新規実施の「センター入試枠」に分割。センター入試枠は調査書とセ試成績のみで合否判定し、セ試の受験教科は「国語、地歴・公民から1、外国語」の3教科3科目。
●東京医科歯科大 医学部保健衛生学科と歯学部口腔保健学科の前期日程で、2段階選抜を廃止。一方、医学部医学科と歯学部歯学科の前期日程で、2段階選抜の予告倍率を、募集人員の約5.5倍→約4.0倍に引き締める。
●岡山県立大 情報工学部が、一般選抜の2次試験で公立大中期に加え、前期日程を新規実施。学科別の募集人員は「情報通信工・情報システム工=各前期14人・中期23人、スポーツシステム工=前期10人・中期15人」。入試科目は前・中期とも「セ試=4教科6科目、2次=数学」。

(2)推薦・AO入試
●徳島大
 [1]医学部医学科で、一般選抜の後期日程を廃止し、前期日程とセ試を課す推薦入試の募集枠を「前期60人→65人、推薦20人→30人」に拡大。[2]推薦入試の中に、徳島県内の高卒者(見込を含む)が対象の「地域枠」(5人)を新設。
●高知大 人文学部でAO入試を導入。試験日程は、出願期間=8月20日~22日、1次試験=9月3日、2次試験=10月1日、合格発表=10月12日。
●山口県立大 全学でAO入試を導入する。各学部の募集人員は「国際文化6人、社会福祉4人、看護栄養5人」の計15人。試験日程は、出願期間が7月30日~8月7日、合格発表が9月21日。選考方法は、1次選抜が書類審査、2次選抜が「グループディスカッション、小論文、プレゼンテーション、個人面接」の総合評価。


【私立大】東北学院大・成蹊大で全学部日程入試を導入

(1)学部増設など
●青山学院大
 経済2部・経営2部を募集停止し、総合文化政策・社会情報の2学部新設を予定。
●国際基督教大 学科別(人文科学・社会科学・理・語学・教育・国際関係の6学科)募集を取りやめ、教養学部一括募集に。入学後、3年進級時にメジャー(専攻分野:約30を準備)を決定する。

(2)一般入試の変更
●東北学院大
 一般前期で全学部日程入試の「全学部型」を導入し、従来の入試日程は「分割型」として実施する。入試科目・配点は従来の一般前期と同じで、地方試験場(9会場)も設ける。募集人員の配分は「全学部型463人:分割型673人」で、全学部型の各学部の募集人員は「文64人、経済<昼156人・夜16人>、法66人、教養85人、工76人」。
●法政大 社会・国際文化を除く計11学部で、セ試利用入試の募集回数を1→2回に増やし、後期を新規実施する。
●成蹊大 一般入試で全学部日程入試の「E方式」を導入する。試験日は、従来のA方式(2/11~14)より1週間以上早い2月3日。2教科型入試で、各学部の科目・配点は「経済…国語200点・英語400点、法…国語200点・英語300点、文…国語200点・英語300点(日本文学科は国語300点・英語200点)、理工…数学300点・英語300点」。募集人員の配分は「E方式114人:A方式663人」で、E方式の各学部の募集枠は「経済30人、法30人、文24人、工30人」。
●名城大 一般・セ試併用型のF方式を導入。セ試3科目と個別試験1科目の合計で合否判定する。各学部の募集人員は、法30人・経営15人・経済15人・人間5人・理工83人・都市情報10人。入試科目は、法・経営・経済・人間が「セ試=国語・地歴・公民・数学・英語から3教科3科目(地歴・公民の2教科選択は不可)、個別=国語・英語・数学から1科目」、理工が「セ試=国語・数学・物理・化学・英語から2または3教科3科目、個別=数学・理科・英語から1科目」。
●同志社大 [1]従来の文系学部全学部日程に加え、2月6日に全学部日程(理系)を追加する。[2]全学部日程の地方試験場を5会場増設(高崎・静岡・米子・松山・鹿児島)し、11→16会場に。
●関西学院大 [1]F方式で地方試験場を中国・九州方面に5会場増設(山口・大分・長崎・熊本・鹿児島)。[2]一般F・A日程(3教科)以外に、別日程(2月5日)で「関学独自方式」を新規実施する。法・経済・商・人間福祉で「英数型」、神・総合政策で「英語・小論文型」、神を除く文系全学部で一般・セ試併用型(英語)を実施予定。

(3)推薦・AO入試
●南山大
 人文学部心理人間学科で、AO入試を新規実施。募集人員は若干名。選考方法は、1次選抜が書類審査、2次選抜が提出課題(5,000~6,000字以内)、小論文(800字程度)、面接(課題についてのプレゼンテーションと質疑応答)。試験日程は、1次出願=8月27日~31日、1次合格発表=9月14日、2次出願=10月1日~5日、2次審査=10月13日、最終合格発表=10月25日。

 以上、詳細は今後発表される、国公立大の選抜要項、私立大の入試ガイドや大学案内、AO入試募集要項などで、必ず確認してほしい。 


(文責/小林)
この記事は「螢雪時代(2007年6月号)」より転載いたしました。

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