入試動向分析

2014年の国公立大入試はこう変わる!
 【2013年10月】

北海道教育大・秋田大・奈良女子大で全学規模の改編を予定!

国公立大の入試概要をまとめた『選抜要項』がすべて出そろった。2014年度の国公立大入試がどう変わるのか、募集人員や科目数の増減など、志望動向や難易変動に影響しそうなポイントを紹介する。

※この記事は『螢雪時代・2013年10月号』の特集より転載(一部、webでの掲載にあたり、加筆・訂正を施した)

岡山大‐医(医)、九州大‐医(医)、熊本大‐薬などで後期日程を廃止。三重大‐教育で教員養成課程を拡大

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2015年の「新課程入試」開始を直前に控え、入試科目や方式の変更は比較的少ないが、一般入試では全体的に個別試験(以下、2次)の負担増、特に面接の追加が目立つ。また、北海道教育大・秋田大・奈良女子大の全学規模の改編や長崎大の学部増設、岡山大・九州大の医学科や熊本大‐薬などの後期廃止が注目される。


信州大‐教育で、課程・コースの特性に合わせ2次科目を変更

国公立大の2014年(以下、14年。他の年度も同じ)入試「選抜要項」から、前年より大きく変更されたポイントを、募集人員の多い日程(主に前期)を中心に紹介する。また、「螢雪時代10月号」では、各大学の学部単位の募集人員(一部学科を含む)を日程別・系統別に分け、一覧表にして掲載した。同付録『国公立大学入試科目・配点一覧』とあわせ、出願校決定の参考にしてほしい。

(1)全学規模の改編が目立つ
 北海道教育大で教員養成以外の課程(函館校・岩見沢校)を「学科」化、秋田大で教育文化・工学資源の2学部を、新設の国際資源と教育文化・理工の3学部に再編成、奈良女子大で理を5→2学科に統合する一方、生活環境を4→5学科に再編成と、いずれも全学規模の改編を予定している。また、新設予定の公立2大学(山形県立米沢栄養大・敦賀市立看護大)、千葉大の学部改組(法経→法政経)、三重大‐教育の教員養成課程拡大、長崎大の「多文化社会学部」増設、静岡県立大‐看護の定員増も注目される。

(2)後期と推薦・AO枠の縮小が続く
 筑波大‐国際総合学類、岡山大‐医(医)、九州大‐医(医)、熊本大‐薬などで後期を廃止。福島大‐人間発達文化、鳥取環境大など「後期を削減、前期を増やす」ケースも目立ち、ますます後期の選択肢が狭まっている。また、金沢大‐理工学域、名古屋大‐理、熊本大‐理、高知工科大‐システム工・環境理工など、推薦・AO入試から一般入試(おもに前期)へ、募集人員を移す傾向がみられる。いずれも志望動向に影響しそうだ。

(3)一般入試では2次負担増の傾向
 15年「新課程入試」を直前に控え、科目や方式の変更は比較的少ないが、信州大‐医(医)、熊本大‐医(医)の前期、岐阜大‐医(医)・工の前・後期など、2次で科目増や面接の導入といった負担増が目につく。また、山梨大‐工の前期、名古屋工業大の2次配点比率のアップや、信州大‐教育の前期の2次で、課程・コースの特性にあわせた科目変更(例:国語や数学などを「選択→必須」化)を行うのも注目される。

(4)2段階選抜の基準は厳しめに
 2段階選抜は実施校こそ少ないが、基準を厳しくする変更が目立ち、要注意。岐阜大‐医(医)では前期で新規実施、後期も予告倍率を大幅に引き締める(募集人員の約40倍→約15倍)。ここ数年の超高倍率から一転、志願者大幅減は必至で、医学系統で最大級の変動要因となりそう。また、浜松医科大‐医(医)の後期、新設予定の長崎大‐多文化社会(外国語に基準点を設定)で新規実施。首都大学東京‐都市教養・都市環境・システムデザイン、横浜市立大‐医(医)、熊本大‐医(医)の前期などで予告倍率を引き締める。

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エリア別/国公立大学・2014年入試情報

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【変更点の見方】
以下の文中、学部・学科名は略称とし「学部(学科)」と記載。前期日程=【前】、後期日程=【後】、公立大中期日程=【中】、[昼]=昼間主コース、[夜]=夜間主コース、セ試=センター試験、2次=個別学力検査等、セ試を課さない推薦=セ試免除推薦、セ試を課す推薦=セ試課す推薦、AO入試=AO、と略記。変更点は「13年→14年」で表記。学科(専攻など)単位の小規模な変更や、ほぼ前年と変更のない大学は、原則として割愛した。

北海道・東北


新設予定の山形県立米沢栄養大はセ試を課し、前・後期で実施

●北海道教育大
 (1)5キャンパスのうち、函館校を「人間地域科学課程→国際地域学科(330人→285人に定員減)」、岩見沢校を「芸術課程、スポーツ教育課程→芸術・スポーツ文化学科」と、教員養成以外の課程を「学科」に改編する予定(図1)。札幌校(教員養成課程のみ)の定員増(250人→270人)も予定している。/(2)函館校は全体で募集人員を「【前】170人→155人、【後】65人→60人、一般推薦95人→70人」に削減、岩見沢校は「【前】97人→77人、【後】35人→52人、自己推薦10人→18人、一般推薦38人→33人」と後期の比率を高める予定。
●室蘭工業大
 工[昼]でセ試課す推薦を導入(募集84人)し、【前】365人→304人、セ試免除推薦64人→41人に削減。
●北見工業大
 工(機械・社会環境系)で、募集人員を【前】70人→64人に削減、【後】50人→56人に増加。
●弘前大
 (1)医(医)で【前】67人→65人に募集人員減、セ試課すAO40人→42人に増加。/(2)理工(地球環境)でセ試課すAOを廃止、【後】12人→15人に募集人員増。
●秋田大
 (1)教育文化(4課程)・工学資源(8学科)の2学部を、国際資源(1学科3コース:新設)・教育文化(2課程)・理工(4学科)の3学部に改組・再編する予定(図2)。/(2)教育文化の学校教育課程は定員増(100人→110人)を予定。/(3)新設の国際資源【前】では、理工と同様に学外試験場(東京・名古屋)を設置する。/(4)理工でセ試免除推薦を廃止する。
●山形大
 (1)医(医)で、募集人員を【前】95人→90人に削減、セ試課す推薦を20人→25人に増加。/(2)工[フレックス]で、募集人員を【前】30人→35人に増員、セ試免除AO10人→5人に削減。/(3)工[フレックス]【前】の2次で、面接を追加し、札幌会場を廃止。
●福島大
 (1)人間発達文化学類で、募集人員を【前】150人→165人に増加(文化探求専攻のみ55人→70人に増員)、【後】40人→30人、セ試課す推薦60人→55人に削減。/(2)人間発達文化学類【前】で、文化探究専攻、スポーツ・芸術創造専攻が「専攻別→クラス別」募集となり、文化探究専攻の2次で「言語文化クラス=小論文→国語または英語、数理科学クラス=小論文→数学」に変更。また、同【後】が「学類一括→専攻別募集」となり、2次を「国語・数学・外国語から1→小論文」に変更する。
●札幌医科大
 医【前】の募集人員(75人)で、北海道医療枠を35人→55人に拡大、一般枠を40人→20人に縮小。
●岩手県立大
 社会福祉学部を、福祉経営・福祉臨床の2学科から社会福祉・人間福祉の2学科に改組。
●山形県立米沢栄養大
 健康栄養学部(定員40人)のみの4年制大学を新設予定。一般入試はセ試を課す分離分割方式で実施し、募集人員は【前】24人・【後】4人(他にセ試免除推薦12人)。
●福島県立医科大
 医【後】で2段階選抜の予告倍率を緩和する(募集人員の約8倍→約9倍。以下、「募集人員」を略)。

図1 北海道教育大学の改組(一部課程の学科化)、図2 秋田大学の学部増設・改組


関東・甲信越


千葉大‐法経を「法政経学部」に改組、「3→1学科」に統合

●茨城大
 (1)工[昼]で【前】322人→304人に募集人員を削減、【後】92人→117人に増加。学科別では「機械工=【前】62人→54人・【後】12人→20人、メディア通信工=【前】35人→28人・【後】8人→15人、情報工=【後】10人→15人・推薦10人→5人」の変動幅が大きい。/(2)教育(学校教育=教育基礎)【後】で、2次に面接を追加する。
●筑波大
 (1)国際総合学類で後期を廃止、【前】48人→56人に募集人員増。/(2)医学類で【前】65人→63人に募集人員減、地域枠推薦11人→13人に増加。/(3)社会工学類で【前】75人→80人に募集人員増、【後】20人→15人に削減。/(4)社会工学類【後】のセ試で、地歴・公民を「地歴・公民各1科目→いずれか1科目」に軽減。
●宇都宮大
 (1)教育(学校教育=特別支援教育)【前】の2次で、選択教科に数学を追加。/(2)農(農業環境工)【前】の2次で、選択教科から理科を除外する。
●群馬大
 (1)教育(学校技術)でセ試免除推薦を廃止、【前】5人→7人、【後】3人→4人に募集人員増。/(2)理工(化学・生物化学)でセ試免除AOを廃止、セ試免除推薦を63人→66人に募集人員増。
●埼玉大
 (1)教育(養護教諭)で後期を廃止、【前】14人→17人に増員。/(2)工(応用化学)でセ試免除推薦を廃止、【前】23人→25人、【後】35人→38人に募集人員増。/(3)経済[昼]【前】でセ試枠(セ試の得点のみで判定)を「国際プログラム枠(セ試の得点のみで判定。英語力検定試験を受験した場合、その成績をセ試の英語の成績に換算して採用)」に変更。/(4)教養・教育・経済でセ試の選択科目を削減する。教養【前】【後】=公民から現代社会を、理科から理科総合A・Bを除外。教育【前】【後】=地歴からA科目を、理科から理科総合A・Bを除外。経済【前】【後】=理科から理科総合A・Bを除外。
●千葉大
 法経学部を「法政経学部」に改組する予定。法・経済・総合政策の3学科を「法政経学科」に統合、4コース(法学、経済学、経営・会計系、政治学・政策学)を設置し、所属コース決定は2年進級時に行う(経済学特進プログラムのみ1年次に決定)。ただし、14年入試では、受験時は従来の3学科で募集し、募集人員、入試科目・配点等は13年と変更なし。
●東京医科歯科大
 歯(口腔保健=口腔保健工)【前】のセ試を7→6科目に軽減し、2次に小論文を追加。
●東京海洋大
 海洋科学(海洋環境)でセ試免除AOを廃止し、募集人員を【前】59人→63人、セ試免除推薦8人→11人(専門・高校対象1人を新規実施)に増加。
●東京学芸大
 (1)教育(養護教育)で後期を新規実施、セ試免除推薦を廃止。/(2)教育(特別支援教育)でセ試免除推薦を新規実施、【前】32人→30人、【後】8人→5人に削減。
●お茶の水女子大
 理(化学)【後】で2段階選抜を廃止する。
●新潟大
 医(医)で募集人員を【前】87人→85人に削減、セ試免除推薦を35人→37人に増員。
●山梨大
 (1)工(機械工)で募集人員を【前】30人→35人、【後】8人→10人に増員、推薦17人→10人に削減。同(先端材料理工)も【前】22人→25人、【後】5人→6人に増員、推薦8人→4人に削減する。/(2)工【前】でセ試・2次の配点を「900:250→900:400」に変更、2次比率を高めた。
●信州大●信州大–教育(前期)の2次の科目変更
 (1)教育【前】、同(学校教育=社会科、ものづくり・技術、家庭科/特別支援学校/教育カウンセリング)【後】でセ試を7→6科目に軽減。また、同(学校教育=音楽)【後】も「4または5→3または4科目」に軽減する。/(2)教育【前】の2次で、学校教育(国語)を「国語必須」、同(英語)を「外国語必須」、同(数学)を「数学必須」とし、同(社会科)で地歴・公民を追加するなど、課程・コースの特性にあわせた科目変更を行う(表を参照)。/(3)人文【前】【後】で、セ試の英語を「筆記のみ、または筆記・リスニングの合計のうち高得点の方を利用」から「リスニング必須」に変更。/(4)医(医)【前】で、2次に外国語を追加し、小論文・面接を「段階評価→配点化(100点)」に変更。セ試・2次の配点を「900:150→450:400」に変更、2次比率を高めた。/(5)工(情報工、環境機能工)でセ試課す推薦を新規実施し、セ試免除推薦の募集枠を「情報工40人→30人、環境機能工10人→1人」に削減。
●群馬県立女子大
 国際コミュニケーション【前】【後】で、セ試の地歴・公民、理科を「高得点科目→第1解答科目」利用に変更。
●埼玉県立大
 定員増を看護学科(120人→130人)、健康開発学科健康行動科学専攻(40人→45人)で予定。募集人員は「看護=【前】60人→63人・【後】12人→15人・推薦48人→52人/健康行動科学=【前】20人→22人・【後】4人→5人・推薦16人→18人」に増加。
●首都大学東京
 (1)経営学系で募集人員を【前】151人→146人に削減、指定校推薦30人→35人に増員。/(2)都市教養【前】・都市環境【前】・システムデザイン【前】で2段階選抜の予告倍率を引き締める(約8倍→約6倍)。/(3)都市環境(地理環境)【前】【後】で、セ試を6→7科目に増加。
●神奈川県立保健福祉大
 (1)保健福祉(看護)で定員増(80人→90人)を予定。【前】35人→40人、推薦A28人→33人に募集人員増。/(2)保健福祉(看護・栄養・社会福祉)【後】で2段階選抜を廃止、同【前】で予告倍率を緩和(約4倍→約6倍)。
●横浜市立大
 医(医)【前】で2段階選抜の予告倍率を引き締める(約3.3倍→約3倍)。
●長岡造形大
 14年4月から「私立大(公設民営)→公立大学法人」に移行する予定。
●新潟県立大
 人間生活(健康栄養)で、募集人員をA日程5人→12人に増員する一方、B日程20人→15人・C日程5人→3人に削減(いずれも別日程)。
●都留文科大
 文(比較文化)【中】で、2次から小論文を除外する。

北陸・東海


岐阜大‐医(医)で面接を追加、前期で2段階選抜を新規実施
●富山大
 理(物理)で【後】6人→10人に募集人員増、セ試免除推薦12人→8人に削減。
●金沢大
 (1)機械工学類・電子情報学類でセ試課すAOを廃止。機械工学類は【前】114人→120人、電子情報学類も【前】84人→86人・【後】20人→22人に募集人員増。/(2)保健学類(放射線技術科学、検査技術科学)で、推薦を「セ試免除→セ試課す」に変更。
●福井大
 (1)工(機械工)で募集人員を【後】20人→34人に増員、セ試免除AOを「12人→若干名」に削減。同(生物応用化学)も【前】40人→42人、【後】15人→18人に増員、セ試免除AO10人→5人に削減。/(2)医(医)【前】で、2次の面接を「集団面接→個人面接」に変更。
●岐阜大
 (1)工で【前】225人→232人、【後】233人→235人に募集人員増、セ試課す推薦を52人→43人に削減(SSH枠を廃止)。/(2)医(医)【前】【後】で2次に集団面接を追加し、前期で2段階選抜を新規実施(予告倍率=約15倍)、後期で予告倍率を引き締める(約40倍→約15倍)。/(3)工【前】【後】で2次に外国語を追加。/(4)教育(学校美術)【前】で、2次に面接(口述試験)を追加する。
●静岡大
 (1)教育(学校国語)で後期を廃止、【前】23人→28人に募集人員増。/(2)人文社会科学[昼](法)で【前】60人→55人に削減、セ試課す推薦10人→15人に増員。同(経済)で【前】115人→120人に増員、【後】20人→15人に削減。/(3)工(電子物質科学)で【後】30人→35人に増員、セ試課す推薦15人→10人に削減。同(化学バイオ工)で【前】53人→45人に削減、【後】28人→36人に増員。/(4)人文社会科学[昼](言語文化)【後】で、セ試を「5または6教科7科目→4教科4科目」に軽減。
●浜松医科大
 医(医)【後】で2段階選抜を新規実施する(予告倍率=15倍)。
●名古屋大
 理で【前】210人→220人に募集人員増、セ試課す推薦を60人→50人に削減。
●愛知教育大
 教育(初等国語)で募集人員を【前】38人→42人に増員、【後】15人→11人に削減。また、同(国際文化)も【前】40人→48人に増員、【後】28人→20人に削減。
●名古屋工業大
 (1)セ試・2次の配点を、工1・2部【前】で「600:900→450:1,000」に、同1部【後】で「450:900→300:1,000」に変更し、2次の配点比率を高めた。/(2)工1部(機械工)で、募集人員を【前】129人→119人に削減、【後】40人→50人に増員する。
●三重大
 (1)教育で、情報教育・生涯教育の2課程を教員養成課程に統合し、同課程で定員増(145人→180人)の予定。/(2)生物資源でセ試課す推薦を新規実施(普通科・理数科等対象のセ試免除推薦を移行。募集人員は学科別に資源循環15人、共生環境17人、生物圏生命科学19人)。一方、同(共生環境)で【前】50人→45人、【後】19人→17人に、同(生物圏生命科学)で【後】20人→15人に削減。/(3)医(看護)【前】で2次から国語を除外。/(4)工(電気電子工)【後】でセ試4→5科目に増加。
●敦賀市立看護大
 (1)看護学部(定員50人)のみの4年制大学を新設予定。募集人員は一般35人、推薦15人。/(2)一般入試はセ試を課さない別日程で実施(3月8日)、学外試験場(名古屋)も設置する。
●福井県立大
 (1)経済【前】でセ試を「2または3科目→3または4科目」に増加。/(2)経済【前】・看護福祉【前】の2次で、国語から古典を除外。/(3)生物資源【前】・海洋生物資源【前】の2次で、理科の選択科目から物理を除外。
●静岡県立大
 (1)食品栄養科学で学科増設(環境生命科学)を予定。募集人員は「【前】12人、【後】4人、セ試免除推薦4人」。/(2)看護で募集人員を「【前】35人→70人、推薦15人→45人」に増員(短大部看護学科を統合予定)。/(3)看護【前】【後】でセ試を5→6科目に増加、同【前】の2次で「小論文→英語」に変更、同【後】の2次に面接を追加。
●静岡文化芸術大
 文化政策で、【前】121人→132人に募集人員増、【後】30人→26人、推薦49人→42人に削減。
●愛知県立大
 (1)外国語でセ試を課す「全国枠推薦(グローバル人材)」を新規実施(募集人員は各学科で「英米12人、フランス・スペイン・ドイツ・中国各6人、国際関係7人」、計43人)し、【前】299人→254人に削減。/(2)看護【前】の2次で「小論文→国語」に変更。
●名古屋市立大
 看護で、募集人員を【前】50人→55人に増員、【後】15人→10人に削減。
●三重県立看護大
 看護【前】で、2次を1→2科目(「国語・数学・外国語から1→外国語必須、国語・数学から1」)に負担増。

関西


大阪大‐医(医)の前期で、2段階選抜の予告倍率に得点基準を追加

●京都工芸繊維大
 (1)工芸科学(機械システム工)で、募集人員を【前】43人→50人に増員、【後】37人→30人に削減。/(2)同(造形科学域)では定員減(125人→110人)を行い、【前】80人→70人、【後】36人→30人に削減(AO9人→10人)する。/(3)同 (造形科学域)【前】でセ試を6→7科目に増加し、2次から「理科(物理)または総合問題」を除外。
●大阪大
 医(医)【前】の2段階選抜で、予告倍率(約3倍)に得点条件(基準点=セ試900点満点中630点以上)を追加。
●大阪教育大
 教育(学校=数学教育)で、募集人員を【前】38人→28人に削減、【後】9人→19人に増員。また、同(教養=情報科学)でセ試免除推薦を廃止し、【前】26人→28人、【後】10人→12人に増員。
図3 奈良女子大学の学部改組 ●奈良女子大
 (1)全学的な改組を予定。理を「5→2学科(6コース)」に統合、生活環境を「4→5学科(心身健康学科を増設)」に再編(文・理の一部コース・定員を移行)する予定(図3)。/(2)各学部合計の募集人員の変更は、文が「【前】103人→99人、AO12人→6人」、理が「【前】104人→98人、【後】44人→32人、推薦27人→20人」、生活環境が「【前】93人→110人、【後】30人→39人、AO4人(新規実施)、推薦17人→22人」となる予定。
●大阪市立大
 医(医)【前】で2段階選抜の基準を「予告倍率(5倍)→セ試得点(900点満点中650点以上)」に転換。
●大阪府立大
 工学域のAO入試で、合格者にセ試(3教科4科目)の受験を義務付ける(15年度からセ試課すAOに移行する予定)
●兵庫県立大
 経営・環境人間で、セ試の選択科目を次のように追加する。経営【前】【後】=地歴・公民に地歴A科目、倫理、政治・経済を、理科に理科総合A・Bを追加。環境人間【前】【後】=公民に現代社会を追加。
●奈良県立大
 全学的な改編を予定。地域総合・観光の2学科を「地域創造学科」に統合し、観光創造・都市文化・コミュニティデザイン・地域経済の4つの「コモンズ」(少人数対話型の教育を軸に、教員と学生が共に学ぶ共同体組織)を設置する。入試は従来と同じ学部一括募集で、入試科目・配点等は変更なし。2年進級時に所属する「コモンズ」を決定する。
●奈良県立医科大
 医(医)【後】で、2段階選抜の予告倍率を引き締める(約15倍→約14倍)。

中国・四国


岡山大‐医(医)、広島大‐医(医)で地域枠を「一般→推薦」に移行

●鳥取大
 (1)医(医)で【前】60人→65人に募集人員増、【後】25人→20人に削減。医(保健=看護)も【前】40人→45人に増員、【後】15人→10人に削減する。/(2)農(共同獣医)でセ試免除AOを廃止、【前】25人→27人に増員。/(3)地域(地域環境)【前】の2次で、選択に理科を追加。/(4)農(共同獣医)【前】で2次を「総合問題→理科・英語」に増加。
●岡山大
 (1)医(医)で後期を廃止。セ試課す推薦を新規実施(募集12人)、一般前期の地域枠コースを移行し、前期一般枠を88人→103人に拡大。/(2)環境理工(環境デザイン工)で後期を新規実施、【前】42人→35人、セ試課すAO8人→5人に削減。
●広島大
 (1)医(医)で【後】25人→20人に募集人員減、地域枠を推薦に移行し、セ試課す推薦(ふるさと枠)17人→20人、セ試課すAO3人→5人に増員。/(2)工(機械システム工学系)でAOを「セ試免除→課す」に変更。
●徳島大
 (1)総合科学(人間文化)で募集人員を【前】60人→55人に削減、セ試課す推薦10人→15人に増員。/(2)工[夜]で【前】32人→50人に増員、推薦を18人→若干名に削減。/(3)医(栄養)を「医科栄養学科」に改組し、後期の2次で「集団面接→個人面接」に変更。
●愛媛大
 (1)法文(人文)[昼]で、募集人員をセ試課すAO10人→20人に増員、セ試免除AO25人→15人に削減。/(2)教育(総合人間形成=情報教育)で、AOを「セ試免除(5人)→課す(3人)」に変更、【前】5人→7人に増員。/(3)スーパーサイエンス特別コースでセ試課すAOを廃止、セ試免除AO11人→17人に増員。
●高知大
 教育(学校教育)に「科学技術教育コース」を新設、セ試課すAOのみで募集する(8人)。一方、同(学校教育)のセ試課す推薦を30人→22人に募集枠縮小。
●鳥取環境大
 環境・経営の2学部とも、前期・AOの募集枠を拡大、後期を縮小。環境は「【前】65人→75人(A方式45人→60人、B方式20人→15人)、【後】25人→10人、AO5人→10人」、経営は「【前】65人→75人(A方式45人→50人、B方式20人→25人)、【後】25人→10人、AO5人→10人」に変更される。
●広島市立大
 国際【前】【後】のセ試で、数学選択の場合、利用科目数を「2→1科目」に軽減。
●下関市立大
 経済【前】で福岡会場を増設する。
●山口県立大
 看護栄養(看護)で定員増(50人→55人)を予定。
●高知県立大
 (1)看護【前】【後】・社会福祉【前】【後】のセ試で、英語にリスニングを追加。/(2)健康栄養【前】のセ試で、理科の選択科目に物理を追加。
●高知工科大
 (1)システム工学群で募集人員を【前】85人→100人、【後】15人→20人に増加、セ試免除推薦70人→50人(県内枠45人→30人)に削減。また、環境理工学群も【前】50人→55人、【後】10人→15人に増加、セ試免除推薦30人→20人(県内枠20人→10人)に削減。/(2)マネジメント【前】の2次で「小論文必須→小論文・国語(現代文)から1」に変更。

九州


長崎大で「多文化社会学部」を新設予定、経済が定員大幅減

●九州大
 (1)医(医)で後期を廃止、【前】96人→111人に募集枠拡大。/(2)法【前】【後】で、セ試の選択科目に「倫理、政治・経済」を追加(13年は公民の選択不可)。
●九州工業大
 工(電気電子工)で募集人員を【後】40人→44人に増員、【前】60人→58人、セ試課す推薦4人→2人に削減。
●福岡教育大
 (1)教育(初等=技術ものづくり)で前期を新規実施、【後】10人→5人に削減。/(2)同(芸術=美術)を「後期のみ→前期のみ」に移行。/(3)同(初等=国語)【後】で、2次に面接を追加。/(4)同(初等=家庭)【後】の2次で「家庭→小論文」に変更。
●佐賀大
 (1)医(医、看護)【前】【後】のセ試で、公民の選択に「倫理、政治・経済」を追加。/(2)理工(電気電子工)【前】【後】の2次で、選択科目に化学を追加。
●長崎大
 (1)「多文化社会学部」を増設予定。4コース構成で、グローバル世界・社会動態・共生文化の3コースは一括募集(【前】75人・【後】15人)、オランダ特別コースは前期のみ(10人)募集する。セ試の外国語に基準点(【前】=得点率80%以上、【後】=同85%以上)を設定、基準点未満は出願不可。/(2)学部増設に当たり、他の2学部から定員を移行(経済[昼]355人→265人、環境科学140人→130人)。募集人員を「経済[昼]=【前】230人→190人、【後】70人→40人、セ試免除推薦50人→30人/環境科学=【後】30人→26人、セ試課す推薦18人→12人」に削減する。/(3)医(医)でセ試課すAOを廃止し、セ試課す推薦30人→40人に募集枠拡大。
●熊本大
 (1)理でセ試免除推薦を廃止し、【前】140人→150人、【後】35人→40人に募集人員増。/(2)薬で後期を廃止し、セ試課す推薦を新規実施(募集20人)。/(3)医(医)【前】の2次で面接を追加し、2段階選抜の予告倍率を引き締める(約10倍→約5倍)。
●大分大
 教育福祉科学(情報社会文化=情報教育)【前】で、2次を「数学・理科から1→国語・数学から1」に変更。また、同(人間福祉科学=社会福祉)【後】で、2次を「小論文→面接」に変更する。
●鹿児島大
 工【前】・農【前】で学外試験場(東京)を廃止。
●琉球大
 医(医)で、募集人員を【前】75人→70人に削減、セ試課す推薦7人→12人に増員。
●北九州市立大
 経済【前】の入試方式・募集単位を変更。セ試による区分(4教科型100人・3教科型24人)を取りやめ(3教科型を廃止)、2次の選択教科による区分(英語選択84人・数学選択40人)を導入。
●沖縄県立芸術大
 音楽(声楽専攻)で後期を廃止、【前】5人→8人に増員。

(文責/小林)
この記事は「螢雪時代(2013年10月号)」より転載いたしました。


●お詫びと訂正
『螢雪時代10月号』の記事「2014年の国公立大入試はこう変わる!」の中で、183ページの左段上から41~45行目において、大学名が「神奈川県立保健医療大」、学部名が「保健医療」となっていましたが、正しくは『神奈川県立保健福祉大』および『保健福祉』となります。読者ならびに大学関係各位にお詫びして訂正いたします。
※なお、当サイトに転載した記事では修正済みです。

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