入試動向分析

2009年の国公立大入試はこう変わる!
 【2008年10月】


国公立大の入試概要をまとめた『選抜要項』が全て出そろった。先月の私立大の分析に続き、2009年度の国公立大入試がどう変わるのか、募集人員や科目の増減など、志望動向や難易変動に影響しそうなポイントを紹介する。一般入試が実質「1回化」する中、『国公立大学入試科目・配点』のチェックとあわせ、出願校決定の参考にしていただきたい。

※この記事は『螢雪時代・2008年10月号』の特集より転載。(一部、webでの掲載にあたり、加筆・変更を施した)

37大学の医学科で臨時定員増。
センター試験を課す推薦・AOが増加。一橋大の後期が6割減

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国公立大の2009年入試変更点のうち、志望動向に影響しそうなポイントを紹介する。医師不足解消のため、東北大・名古屋大など37大学の医学科で定員増を行う予定。また、センター試験を課す推薦・AO入試の導入や募集枠拡大が目立つ。

「螢雪時代」編集部では、すべての国公立大学から2009(以下、09)年入試の概要を掲載した「選抜要項」を集めた。その中から、08年に比べ大きく変更され、志望動向に影響しそうなポイントを、募集人員の多い日程(おもに前期)を中心に紹介する。当サイト『パスナビ』では全大学の基本情報ページ内「入試科目・配点」を2009年入試データに更新しているので、それとあわせ、自分の志望校の入試についてしっかり把握しておこう。
   09年国公立大入試の変更点をまとめる過程で、次の3つの特徴が見られた。

(1)後期→セ試課す推薦・AOへシフト
   国公立大全体で日程・方式別に募集人員の変動をみると(文部科学省集計)、後期の前年比503人(2.4%)減に対し、前期は343人(0.4%)増に留まる。一方で、推薦・AO入試は合計で839人(4.2%)増えた。
   難関校では(表1)、後期を一橋大で約6割も削減、京都大で全廃するなど、一般入試の前期比率が平均で9割近くに達したが、やはり推薦(一橋大‐商)やAO(東北大‐文、九州大‐教育)も導入している。
   全体に、一般入試やセ試を課さない推薦・AOから、センター試験(以下、セ試)を課す推薦・AOへ定員を移す傾向がみられ、セ試を課す推薦・AOは「プレ前期」として重要性を増している。

国公立難関大 日程別募集人員と前期比率の推移:大学受験パスナビ


(2)医学科の定員増と「地域枠」新設
   近年の深刻な医師不足・偏在を解消するため、文部科学省では医学部医学科に対し、期限付き(横浜市立大・和歌山県立医科大では恒久的)の定員増を認め、08年入試では24年ぶりに、国公立14大学で計148人増加した(私立は2大学20人増)。
   さらに、09年入試に向けて、国公立37大学の医学科で定員増(計172人)を申請した(表2。私立は4大学15人増)。増加分は、出願資格を地元出身者に限定する「地域枠」か、全国対象だが卒業後の一定期間の地元勤務を条件に奨学金を支給する「地域医療枠」に充てるケースがほとんど。なお、“過去最大規模(8,280人:1981~84年)程度”にまで定員を増やす方針が8月に決定し、今後さらに定員が増える(最大で500人程度)可能性もあるので要注意だ。

2009年度 国公立大医学科の臨時定員増・募集人員の変更(予定:8月末現在)-大学受験パスナビ


(3)セ試・2次ともに後期で科目減の傾向
   国公立大では全募集人員の約7割に、セ試で5(6)教科7科目を課しているが、09年ではセ試・2次ともに、おもに後期で軽減するケースが見られる。難関校でも、周囲の医学科が「理科3科目化」する中、大阪大‐医(医)で前・後期ともセ試を「理科3→2科目」に軽減。また、京都大‐文系学部の2次で数学の出題範囲から数Cを除外したのが注目される。この他、2次で小論文を取りやめたり、学科試験に切り替えたりするケースも目につく。

(文責/小林)

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後期を一橋大で大幅縮小、京都大で全廃。
愛知県立2大学が統合・改組

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【変更点の見方】以下の文中、学部・学科名は略称とし「学部(学科)」と記載。前期日程=【前】、後期日程=【後】、公立大中期日程=【中】、[昼]=昼間主コース、セ試を課さない推薦=セ試免除推薦、セ試を課す推薦=セ試課す推薦、と略記。変更点は「08年→09年」で表記。誌面の都合上、学科単位の小規模な変更や、ほぼ前年と変更のない大学は、原則として割愛。医学部医学科の臨時定員増と募集人員の変更は表2に掲載した。


北海道・東北
岩手県立大‐ソフトウェア情報で
セ試を新規利用、後期を新規実施


●旭川医科大
 (1)医(看護)でAO入試を廃止、セ試免除推薦(10人)を新規実施。(2)医(医)【後】の2次で集団面接を追加。
●室蘭工業大
 (1)工で学科改組、昼間コースを6→4学科に、夜間主コースを3→2学科に再編成。(2)工[昼]で【後】128人→120人に削減、推薦A(普通科対象)を56人→63人に増加。
●弘前大
 (1)農学生命科学(分子生命科学)【前】の2次で、理科1科目→「化学必須、数学・理科から1」に増加。(2)農学生命科学【後】の2次で「小論文→理科」に変更。
●岩手大
 (1)教育で教員養成課程のコースを統合(小学校教育・中学校教育→学校教育)し、学部全体の募集人員を変更(【前】152人→136人、【後】52人→57人、セ試免除推薦46人→57人)。(2)農で【後】37人→33人に削減、【前】141人→146人に増加。(3)人文社会科学・工・農の前期で、学外試験場を変更(東京を廃止、大宮<埼玉県>に増設)。
●東北大
 (1)文で後期を廃止、【前】180人→200人に増加し、AOII期を新規実施(10人:セ試免除)。(2)工で【前】605人→591人に削減、AOII期を90人→104人に増加。
●秋田大
 教育文化(教科教育実践・障害児教育・発達科学・人間環境)【前】の2次で、英語からリスニングを除外。
●釧路公立大
 経済【中】で、学外試験場を盛岡に増設。
●公立はこだて未来大
 システム情報科学【前】【後】でセ試を3→5科目に増加(国語・理科を追加)し、同【前】の2次で「数IIIC・物理・生物・実技から1」→「数IIB・数IIICから1」に変更。
●青森県立保健大
 健康科学(理学療法)で後期を新規実施(3人)。
●青森公立大
 経営経済で後期を20人→10人に削減(地域みらい学科で廃止)し、AO入試枠を20人→30人に拡大。
●岩手県立大
 (1)ソフトウェア情報で、前期をA・B日程(各40人)に分割し、後期(10人)を新規実施。前期B日程・後期ではセ試を新たに利用。推薦入試を全て全国対象に変更し、募集50人中に専門・総合枠(20人)を新設。(2)看護・ソフトウェア情報で一般入試の専門・総合選抜を廃止。
●秋田県立大
 システム科学技術(電子情報システム)で、AO入試を廃止し、特別推薦(セ試課す:8人)を新規実施。
●国際教養大
 定員を130人→150人に増加し、9月入学を新規実施(一般10人、AO10人)。
●福島県立医科大
 医【後】で2段階選抜の予告倍率を緩和(募集人員の7倍→8倍。以下、「予告倍率」「募集人員」を略)。


関東・甲信越
一橋大で後期を大幅に縮小。
商で廃止、法・社会で削減


●筑波大
 (1)地球学類で後期(5人)を復活し、2段階選抜を新規実施(約10倍)。【前】35人→30人に削減。(2)看護学類【前】の2次で理科を除外。(4)国際総合学類でAO入試を廃止し、【前】36人→40人に増加。(5)人文学類で2段階選抜を緩和(【前】約5倍→約7倍、【後】約7倍→約10倍)。
●筑波技術大
 (1)保健科学で【前】20人→12人に削減し、AO枠を拡大(8人→16人)。(2)保健科学【前】でセ試3→2科目に軽減。
●宇都宮大
 教育で2課程を統合(生涯教育・環境教育→総合人間形成)し、学部全体の募集人員を変更。【前】139人→130人、【後】38人→30人に削減、セ試課す推薦を廃止し、セ試免除推薦を31人→50人に増加。
●群馬大
 (1)教育で募集人員を変更。【前】146人→152人、推薦23人→34人に増加、【後】51人→34人に削減(数学・理科・技術の3専攻で後期廃止)。(2)医(医)で2段階選抜を新規実施(【前】約6倍、【後】約12倍)。
●千葉大
 AO入試の「理数大好き学生選抜」を新規実施(園芸20人、理5人、工は若干名)し、園芸でセ試免除推薦の募集枠を縮小(30人→10人)。
●東京医科歯科大
 (1)医(保健衛生)で後期を廃止し、看護学専攻は【前】30人→35人に増加、検査技術学専攻はセ試免除推薦(5人)を新規実施。(2)歯(歯)【後】で、2段階選抜の予告倍率を約10倍→約6倍に引き締めた。
●一橋大
 (1)商で後期とAO入試(専門高校対象)を廃止し、【前】215人→255人に増加、セ試課す推薦(15人。うち5人は専門高校枠)を導入。(2)法・社会で後期を大幅縮小(法=【前】140人→160人、【後】30人→10人。社会=【前】185人→225人、【後】50人→10人)。(3)経済【後】でセ試7→6科目に軽減(地歴・公民各必須→選択)、2次から論文を除外。(4)法【後】でセ試4→7科目に増加(数学2科目・理科を追加)、2次で「外国語→面接」に変更。(5)社会【後】の2次で「数学・外国語→面接」に軽減。(6)法・経済・商・社会の前期で、2段階選抜を約3.4倍→約3.0倍に引き締めた。
●横浜国立大
 (1)教育人間科学(マルチメディア文化)で、【前】70人→45人に削減、【後】20人→45人に増加。(2)工(物質工)【前】の2次で、総合問題→「数学、理科2科目」に増加。
●上越教育大
 学校教育【後】の2次で面接を追加。
●山梨大
 工で地域枠推薦の「地域産業リーダー養成特別枠」を導入(機械システム工・電気電子システム工の各2人)。
●信州大
 (1)理で【前】85人→95人に増加、【後】116人→93人に削減。物理科学科でセ試課す推薦(5人)、化学科でセ試免除推薦(5人)、数理・自然情報科学科でAO入試(3人)を導入。(2)農(森林科学)でAO入試(6人)を導入。(3)繊維(応用生物学系)で、【前】35人→37人、【後】22人→30人に増加し、推薦枠を18人→8人に縮小。(4)理(生物科学)【前】【後】で、セ試7→6科目に軽減(地歴・公民を除外)。(5)教育【後】で、次の専攻が2次を変更。言語教育=面接を追加/社会科学教育=小論文を除外/理数科学教育=「数学・理科から1」→面接。(6)経済【前】の2次で小論文→国語に変更。(7)理(物理科学)【後】の2次から数学・理科を除外。(8)農(森林科学)【前】【後】のセ試で国語から古典を除外、同【前】の2次で面接→小論文に変更。
●茨城県立医療大
 保健医療【後】で2段階選抜の予告倍率を緩和(10倍→15倍)。
●群馬県立女子大
 文学部に「総合教養学科」を増設(定員20人。前期10人、推薦5人、AO5人を募集)。
●前橋工科大
 (1)一般入試を募集人員増(【前】142人→143人、【後】45人→50人)、推薦枠を縮小(35人→29人)。(2)工(生物工)【前】【後】でセ試5→6科目(理科1→2科目)に増加、同【前】の2次で理科2→1科目に軽減、同【後】の2次で英語を除外。
●埼玉県立大
 保健医療福祉【後】で2段階選抜を廃止。また、同【前】で予告倍率を4倍→5倍に緩和。
●千葉県立保健医療大
 09年4月開設予定。1学部4学科(健康科学‐看護・栄養・歯科衛生・リハビリテーション)の構成。一般選抜はセ試を利用し、前期のみ募集。募集人員は前期108人・推薦72人で、前期では2段階選抜を実施する(予告倍率は未定)。
●首都大学東京
 (1)都市教養(経営学系)で【前】179人→170人に削減(指定校推薦21人→30人)。都市環境で【前】107人→119人に増加、【後】31人→30人、特別選抜58人→47人に削減。(2)システムデザイン(インダストリアルアート)でセ試を【前】4→5科目、【後】3→5科目に増加。同【前】の2次を「数学・造形表現から1、面接」→「数学、外国語、造形表現」に変更。
●神奈川県立保健福祉大
 保健福祉(看護)【前】【後】でセ試6→4科目(理科が2→1科目、必須→選択)に軽減。また、同(栄養)【前】【後】でセ試6→5科目(理科2→1科目)に軽減。
●横浜市立大
 国際総合科学【前】で「文系理系共通」枠(50人)を廃止し、経営科学系(230人→240人)、理学系(70人→75人)を増員。指定校推薦枠を110人→145人に拡大。
●新潟県立大
 09年4月開設予定。国際地域・人間生活の2学部で構成。一般入試(セ試を利用)は通常の前期・後期とは別日程(A~C日程)で実施し、東京にも会場を設置。募集人員は、国際地域が一般(A50人・B50人・C15人)・推薦45人、人間生活が一般(A10人・B40人・C10人)・推薦20人。
●都留文科大
 文(社会・比較文化)【前】【中】でセ試の英語にリスニングを追加。
●山梨県立大
 看護で【前】60人→50人に削減。推薦枠を拡大(35人→45人)し、「地域推薦入学」を新規実施。


北陸・東海
名古屋大‐医(医)で後期復活。
愛知県立2大学が統合・改組


大学の統合・改組(愛知県立大と愛知県立看護大):大学受験パスナビ ●金沢大
 (1)医学類で後期を廃止、【前】80人→75人に削減。セ試課す推薦(25人)を新規実施。(2)薬学類・創薬科学類で後期を廃止し、【前】55人→60人に増加。セ試免除推薦を廃止し、AO入試(15人:セ試課す)を新規実施。(3)経済学類でセ試課す推薦を廃止。【前】130人→145人、セ試免除推薦15人→20人に増加。(4)薬学類【前】・創薬科学類【前】の2次で理科1→2科目に増加。
●福井大
 医(看護)で【後】15人→10人に削減し、セ試免除推薦を15人→20人に増加。
●岐阜大
 (1)教育で【前】140人→163人、セ試課す推薦23人→29人に増加、【後】82人→55人に削減。社会科・音楽・美術の3講座で後期を廃止。(2)応用生物科学で、【前】125人→137人に増加、【後】23人→14人に削減。(3)教育【後】で次の課程・講座の2次を変更。国語教育=小論文→国語/理科教育=小論文→理科/技術教育・家政教育=「総合問題または小論文」→「国語・数学・理科・外国語から1」、学校教育・特別支援・生涯教育=小論文→「国語・数学・外国語から1」。
●静岡大
 (1)教育で環境教育・生涯学習の2専攻を廃止し、教員養成特別枠を新設(10人:セ試免除推薦)。教員養成課程を【前】170人→192人、【後】27人→33人、推薦63人→75人に拡大し、他3課程を縮小(3課程合計で、【前】81人→55人、【後】29人→24人、推薦30人→21人)。(2)人文[昼](経済)【前】でセ試4→6科目に増加(数学1→2科目、理科を追加)。
●浜松医科大
 医(看護)【前】でセ試6→5科目(数2→1科目)に軽減。
●名古屋大
 (1)医(医)で後期を「地域医療枠」として復活(3人)、2段階選抜(約15倍)を実施。(2)理で【前】220人→210人に削減、セ試課す推薦50人→60人に増加。(3)医(看護)で【前】50人→45人に削減、セ試課す推薦30人→35人に増加。
●愛知教育大
 (1)初等・中等=理科でセ試課す推薦を導入(各4人)。(2)初等=幼児教育【前】の2次で面接を除外。(3)初等・中等=数学・情報【前】の2次で理科→「理科・外国語から1」に。
●名古屋工業大
 工1部(情報工)で、【前】114人→94人に削減し、【後】40人→50人、推薦10人→20人に増加。
●三重大
 教育の教員養成課程で、【前】119人→126人に増加、【後】23人→16人に削減(社会科教育・理科教育の2コースで後期廃止)。
●富山県立大
 短期大学部を統合し、工に「環境工学科」を増設(定員40人)。【前】26人、【後】6人、推薦8人を募集する。
●石川県立看護大
 看護【後】でセ試5→4科目(数学2→1科目)に軽減。
●福井県立大
 (1)生物資源(海洋生物資源)を「海洋生物資源学部」に改組。募集人員を前・後期各16人→20人、推薦8→10人に増加。(2)生物資源も前・後期各16人→18人、推薦8→9人に増加。
●岐阜薬科大
 薬で【中】120人→96人に削減し、セ試課す推薦と、セ試免除推薦を新規実施(それぞれ薬8人・薬科学4人を募集)。
●静岡県立大
 (1)薬でセ試課す推薦を拡大(10人→20人)し、セ試免除推薦を削減(30人→20人)。(2)経営情報【前】で2次が「課さない→小論文」に変更。また、同【後】でセ試4教科5科目→3教科3~4科目に軽減。
●愛知県立大
 (1)愛知県立大と愛知県立看護大が統合し、「新:愛知県立大」となる。4→5学部に改組し、文・外国語の夜間主コースを廃止(上図を参照)。全体で690人→710人に定員増(【前】496人→542人、【後】103人→85人、推薦58人→78人)。(2)看護【前】を45人→55人に増員。(3)情報科学でセ試を「【前】7→6科目、【後】5→4科目」(理科2→1科目)に軽減。(4)外国語【前】の2次を「小論文→国語」に変更。(5)看護【前】で2段階選抜を新規実施(8倍)。(6)看護【後】で2次から外国語・小論文を除外。
●名古屋市立大
 医【前】で2段階選抜を廃止。


関西
京都大で後期を全廃。大阪大は前期6学部、
後期4学部で2段階選抜を廃止


●京都大
 (1)医(保健)で後期を廃止、【前】123人→143人に増加。全学で後期廃止に至った。(2)文系5学部の前期(総合人間・教育・経済の理系試験を除く)で、2次の数学の出題範囲から数Cを除外。(3)医(保健=作業療法)【前】の2次から面接を除外。(4)工【前】の2次に国語を追加。(5)経済【前】で理系試験を導入、セ試7科目と2次3科目(国語・数学・外国語)で選抜。また、論文試験で、セ試の得点を新たに「第1段階選抜のみに利用」とし、2次の数学→「国語・外国語」に変更・増加。
●京都教育大
 教育【前】の3専攻で、2次の科目を変更。社会=「国語・外国語」→「国語・面接」/数学=数IIIを選択から必須に/家庭=「国語・数学・理科から2」→国語・面接。
●大阪大
 (1)医(医)【前】【後】で、セ試8→7科目(理科3→2科目)に軽減。(2)医(医)【後】の合否判定方式を「筆記試験(セ試+小論文)合格者に対して面接を実施、小論文・面接の合計点で最終判定」に変更。(3)2段階選抜を大幅に廃止・緩和する。文・外国語・人間科学・歯の前期・後期と、経済・法・医(保健)の前期で廃止。また、経済【後】(約8倍→約10倍)・理【後】(約7倍→約10倍)で予告倍率を緩和する。
●神戸大
 (1)理(化学)【前】【後】のセ試と同【前】の2次で、理科(2科目)の化学が選択→必須に。(2)工【後】の2次で外国語を除外。
●奈良女子大
 文で推薦を廃止し、AO入試(12人)を新規実施。
●京都府立大
 公共政策【前】で、配点をセ試600点→700点、2次400点→300点に変更。
●京都府立医科大
 医(看護)【前】【後】で、セ試を6→5科目(理科2→1科目)に軽減。同【前】で2次に小論文を追加。同【後】で、配点をセ試400点→700点に変更(2次は200点のまま)。
●大阪市立大
 (1)医(医)で後期を廃止、【前】60人→80人に増加。(2)商1部で【前】148人→158人に増加、【後】40人→30人に削減。(3)理を6→5学科に再編成(物質科学を廃止)し、募集人員を変更(【前】97人→100人、【後】26人→28人)。(4)工を10→6学科に再編成し、募集人員を変更(【前】217人→222人、【後】53人→52人)。(5)商1部【後】で2次(論文)を廃止。
●大阪府立大
 (1)看護で【前】50人→45人に削減し、セ試免除推薦50人→55人に増加。(2)生命環境科学【前】の3学科(生物情報・植物バイオサイエンス・緑地環境科学)で、2次の配点比率をアップ(40%→57%)。(3)工【中】で2段階選抜の予告倍率を緩和(約10倍→約12倍)。
●神戸市外国語大
 外国語2部で定員減(120人→80人)、募集人員を【前】64人→41人・【後】20人→15人・推薦6人→4人に削減。一方、外国語(英米)で【前】84人→98人・【後】30人→35人・推薦6人→7人に、同(中国)で【前】28人→35人・【後】10人→12人・推薦2人→3人に増加。
●兵庫県立大
環境人間で【前】100人→110人に増加、推薦55人→45人に縮小。また、食環境栄養課程を新設予定。
●奈良県立医科大
 (1)医(看護)で【後】20人→10人に削減、推薦枠を拡大(20人→25人)。【後】の出願資格を県内出身者対象の「地域枠」に限定。(2)医(看護)【後】で配点比率を「セ試350点→700点、2次350点→200点」に変更、2次から小論文を除外。
●和歌山県立医科大
 2段階選抜の予告倍率を変更。医【前】で引き締め(5倍→4倍)、保健看護【後】では緩和する(8倍→15倍)。


中国・四国
岡山大・徳島大の医学科で
セ試の理科を「3科目化」


●鳥取大
 (1)医(生命科学)で後期を廃止、セ試課す推薦(5人)を新規実施。(2)医(保健=看護)【前】【後】で、セ試7→6科目(理科2→1科目)に軽減。(3)農(獣医)【前】【後】で、セ試の英語にリスニングを追加。
●島根大
 (1)教育で【前】110人→100人に削減、セ試課す推薦を38人→48人に増加。(2)医(看護)【前】【後】で、面接を新たに点数化(60点)し、調査書点数化を120点→50点に変更。
●岡山大
 (1)医(医)【前】【後】でセ試を7→8科目(理科2→3科目)に増加。(2)薬(創薬科学)【前】の2次で面接を除外。薬【後】の2次で小論文を追加。
●山口大
 (1)教育で【前】184人→179人、【後】31人→20人に削減(国語教育・情報科学教育課程で後期廃止)、AO10人→28人に拡大。「小学校教育コース」を新設、前期10人(セ試6科目+小論文)とAO入試(20人)で選抜。(2)経済で【後】60人→56人に削減、推薦74人→78人に増加。
●徳島大
 (1)工[昼]で【前】316人→295人に削減、セ試課す推薦を139人→160人に増加。(2)医(医)【前】で、セ試を7→8科目(理科2→3科目)に増加。
●香川大
 (1)農で【後】35人→25人に削減、セ試免除推薦15人→25人に増加。(2)農【後】でセ試7→5科目に軽減。(3)経済【後】の2次で「総合問題→小論文」に変更。
●愛媛大
 (1)法文[昼]で、【後】85人→77人に削減、AO7人→15人に増加(人文学科でAOを導入)。(2)農で、【前】94人→85人、【後】24人→20人に削減し、推薦40人→48人、AO10人→15人に増加。(3)農【後】のセ試で、「数学・理科から4科目選択→各2科目選択」に変更。
●高知大
 人文(人間文化)【前】【後】でセ試6→3科目に軽減(地歴・公民・数学・理科が各必須→選択に)、同【前】で2次を「総合問題→国語・英語」に増加。
●岡山県立大
 保健福祉(栄養)で【前】20人→25人に増員、【後】10人→5人に削減。
●県立広島大
   保健福祉(人間福祉)【前】【後】でセ試5→4科目に軽減。また、同(コミュニケーション障害)【後】でセ試6→3科目に軽減(地歴・公民、理科を除外)し、2次から小論文を除外。
●下関市立大
 経済【中】で、学外試験場を高松・鹿児島に増設。
●香川県立保健医療大
 看護学科で定員増(50人→70人)、募集人員を【前】20人→28人、【後】5人→7人、推薦25人→35人に増員。
●高知女子大
 文化でAO入試(5人)を導入、【前】50人→45人に削減。


九州
九州大‐教育・医(保健)で後期廃止。
福岡教育大で教員養成課程を拡大


●福岡教育大
 (1)英語、技術ものづくり、生活・総合の3選修を新設(各5人)。英語、生活・総合は前期のみ、技術ものづくりは後期のみの募集。一方、実践学校教育コースを廃止。(2)定員を変更。教員養成3課程を計430人→480人に増加、その他の3課程を計200人→150人に削減。
●九州大
 (1)教育で後期を廃止し、AO入試(10人:セ試免除)を新規実施。(2)医(保健)で後期を廃止し、【前】99人→113人、AO17人→21人に増加。
●佐賀大
 文化教育(学校教育=音楽、人間環境=スポーツ) でAO入試を新規実施。音楽では前期を廃止。
●長崎大
 (1)医(医)で後期を廃止し、【前】60人→85人に増加。(2)教育(中学=数学・技術・家庭)で後期を廃止し、セ試免除推薦を新規実施。(3)歯【後】でセ試7→4科目に軽減(国語、地歴・公民を除外。理科2→1科目)。
●熊本大
 医(医)【前】【後】で2段階選抜を新規実施(約10倍)。
●鹿児島大
 (1)教育で【後】65人→57人に削減、セ試課す推薦18人→26人に増加(国語・技術の2専修で新規実施)。(2)歯で【前】40人→35人に削減、セ試課す推薦(5人)を新規実施。(3)歯【前】の2次で面接を追加。
●琉球大
 (1)観光産業科学[昼](産業経営)で、【前】37人→28人、【後】10人→8人に削減、セ試課す推薦を廃止し、セ試免除推薦(23人)を新規実施。(2)教育で、教員養成課程を14専修→3コース12専修に、生涯教育課程を6→5コースに再編成。募集人員を【前】139人→130人、【後】33人→26人、セ試免除推薦10人→4人に削減、セ試課す推薦8人→30人に拡大。(3)農を3→4学科に再編成。セ試課す推薦→セ試免除推薦に移行。(4)教育【前】の次の専修・コースで2次を変更。国語教育・保健体育・沖縄島嶼=面接を追加/自然環境科学=数学・面接を追加。
●北九州市立大
 (1)外国語・経済・文・法の夜間主コースを廃止し、昼夜開講制の地域創生学群(定員90人)を新設、前出4学部の昼間コースを定員増(合計938人→1,000人)。(2)地域創生学群は一般前期(35人:セ試免除)とAO入試(15人)で募集。別に「夜間特別枠」を設置、前期(若干名)と社会人入試40人で募集。(3)法で全国推薦(セ試免除)を60人→80人に増加。(4)国際環境工で【前】128人→144人に増加。(5)国際環境工【後】で、2次(08年は英語・総合問題)を各学科で変更。情報メディア工・環境生命工=「数学・理科から1」/エネルギー循環化学=化学/建築デザイン=面接/機械システム工=数学・理科。
●九州歯科大
 歯で後期を廃止し、【前】73人→78人に増員。また、セ試課す推薦を廃止し、AO入試(17人:セ試課す)を導入。
●福岡県立大
 人間社会【前】・看護【前】で、学外試験場を鹿児島に増設。
●宮崎県立看護大
 (1)県外推薦(3人)を導入し、県内推薦も18人→25人に増員。一般選抜を【前】60人→55人、【後】20人→15人に削減。(2)看護【前】【後】の2次で面接を追加。

この記事は「螢雪時代(2008年10月号)」より転載いたしました。

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